劇場版マクロスフロンティア・サヨナラノツバサ＠109シネマズMM21

恋離飛翼、観てきました。
Bさん（ネタバレ注意）から事前情報を得ていたので「音の良い劇場だといいなぁ」と漠然と思っていたのですが、最寄りの上映館はMM21の109シネマズ。しかもこの劇場で最高に音がよい「シアター７」が割り当てられており、ラッキーでした。

しかし「シアター７」のマクロスFへの割り当ては3/4(金)までなので、良い音で楽しみたい近隣住民は週末を待たない方が良いと思います。

ふだん映画の画質や音質には過度の期待はしておらず、映画の料金は家庭用ではあり得ない大画面と没入感のためだと思っていました。でも「シアター７」が「スカイウォーカーサウンドとパイオニアが共同開発を行ったTADスピーカーを設置しており音質の良さは最高級を誇っている」とか「神奈川県初のDLP上映が可能な2つのスクリーンを有しているのが最大のウリだ」とか言われると期待しちゃうじゃないですか。

その画質と音質ですが、マクロスＦはどうもDLPに対応していないようで（笑）普通のフィルム画質でした。ええ、家庭用のブルーレイ＋フルハイビジョンテレビの方が精細度は上です。

音質は本編上映前の宣伝タイムではセンタースピーカーを使っていなかったようで定位含め「あれれ？」と思ったのですが、本編が始まれば評判通り素晴らしい音質でした。ただ、どうもセンターとサラウンドの音質が全然違うんですよね。セリフとかだと全然音が繋がっていない。スクリーン裏に設置されたセンタースピーカーでは所詮音質はこんなものなのか？と思いきや、歌唱シーンが始まると途端に音が繋がりました。えっと、たぶんこれ、ソースが悪いと思います（ぉ

以下ストーリーに関するネタバレを含みます。

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TV版からの流用は少なく、完全新作と言っていいと思います。テレビ版の続きというわけではなく、別解釈とでも言ったらいいでしょうか。違う話になっています。

メカの活躍シーンに関して言えばTV版と比べて目新しいシーンはなかったので、メカ萌えしたい人にとっては少し肩すかしかも知れません。しかしその分、シェリル萌え、ランカ萌え、そしてアルト萌え（ぉ　したい方には満足できる内容になっていると思います。というかアルト君、あなたはマルチアーノ12姉妹の一員ですか…。

途中、何人もの準主役級が死んだと思わせておいてあり得ない展開で実は生きてた、というシーンが何度もあるので、ご都合主義感を感じずには居られませんでしたが、ラストのラストで一番いなくならなそうな人がいなくなってしまうので驚きました。あれは劇場版ガンダム00の刹那みたいなものと解釈もできますかね？　どうしてあの人があんな行動に出てしまったのか、その気持ちの変化が描いていないことはないですが、少し足りなかった気がします。

シェリルも何だか冒頭にウエディングドレス姿で出てきたのが信じられないくらい、ラストでは救いようがない可哀想な展開になっているのですが、エンディングをもって、救われたと解釈していいんでしょうか。ちょっと映像のままだと可哀想すぎます…。

「愛・おぼえていますか」や「マクロス７」へのオマージュと観られるシーンが沢山あり、これは30～40代のオールドファンに向けてるのか？と思いきや、ランカのクライマックスのステージ衣装が2011年時点の女子高生の制服を模したものだったり、現代の若者へのアピールも忘れていません。そういえばどう見てもエウレカセブンとしか思えないシーンもありましたね！

伏線もかなり回収されているというか、定義が明確になっており、TV版のような置いていかれ感は少ないです。「イツワリノウタヒメ」もまさか本作で出てくるとは思いませんでした。

TV版ブルーレイをコンプリートはしていないものの多数持っている身としては、前作「イツワリノウタビメ」はBDを買う気は起きなかったのですが、今回のは少し欲しくなりました。それ以上に特にランカの曲が珠玉なので、ボーカル集のCDが出たらぜひ欲しいですね。

というか、間もなく出るんですね。
ジャケットはアルト君ですか…
ラストシーンのランカに語っているシーンのようにも見え、泣けますね…
とにかく曲は素晴らしいので、CDは買って損はないと思います。
CMで流れている「放課後オーバーフロウ」なんて、まだ序の口なんですよ！
（いや、これも充分神曲ですが。）

それにクマキャラの身としては、あそこまで破格の扱いをして頂いて感無量です。これは敬意を表してBD買うしかないでしょうね。