迷いましたが、見てきました。
今週は前編(TV版8話まで)、来週は後編(TV版最終話まで)ということで、端的に言ってしまえば、ストーリー重視の方は「後編」だけ見ても大丈夫なんじゃないかと思います。劇場版ならではの伏線は前編にはないように見えました。
元々180分程度あったTV版の尺を120分程度に総集編にしているわけですが、編集はなかなか巧みで、どこがカットされたかは一瞬気がつかないほど。一番解りやすいのは冒頭の「ワルプルギスの夜」がないことですが、それによってより「普通の魔法少女アニメ」っぽさが前面に出ており、マミられるシーンへの落差も際立つように感じました。
個人的には「絵が新作か?」というところが一番気になっていたのですが、ええ、かなりの割合が新作ですね。でもボーッとみていると気がつかないような、言い換えればすごくよくできた新作映像というか。Zガンダム劇場版が新作映像との「なじませ」にえらく苦労したのとは全く逆で、違和感全然なし。ベースとなるTV版が比較的新しいこともあるでしょうね。ただ全編にわたって緻密度、重厚感が増しており、Virgoさんの言葉を借りれば、
その仕上げも劇場版としてのトーンを重厚にしてるので観終わって帰ってから改めてテレビ版を観るとまぁ、テレビ版のトーンが軽い事、軽い事(笑)
確かに仰る通りでした(笑)。もちろん、うめてんてーの饅頭顔が別のものになっているとか、そういうことはありませんのでご安心を。
OPも新作だし、EDも完全版とでも言うべき内容で、さらにはマミさんの最後の変身シーンには挿入歌までついて、より泣ける演出になっています。
それにしてもすごい人出でした。こんな深夜にしか放送していなかった物語に、ここまでのオーディエンスが付くとは…。魔法少女アニメの皮を被った人生の絶望と希望の物語、ますます新作成分が増えるであろう後編が楽しみなってきました。
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