ヤマハPASの誇大広告の何が問題なのか

家電Watch:ヤマハとブリヂストンサイクル、電動アシスト自転車のバッテリー性能で誇大広告

このリリースを読んでもよく解らなかった。

旧型のPAS(我が家のPASリチウムLもこの旧型に相当する)は確かにバッテリー寿命が「充放電サイクル350~450回でバッテリー容量が半分になる」とされており、新型は「700~900回」とされているからだ。

ちゃんと2倍になってるじゃないか。何が問題?

調査したところ、どうも試験条件が変わっているようで、旧型は「旧基準」での表示、新型は「新基準」での表示と言うことのようだ。「旧基準」と「新基準」は何が違うのかは一言で言うのは難しいのだが、簡単に言えば「新基準」の方がより負荷を強くかけた条件になっており、走行可能距離は少なめになる。

がしかし、こと充放電サイクルの面では「新基準」の方が有利なようなのだ。

では旧型を「新基準」で試験するとどうなるか。ヤマハに確認したところ「500回以上」なのだそうだ。うん、「500回以上」に対して「700~900回」では「従来比2倍」というのはちょっと辛いね。

PAS_L_BATTERY

ヤマハも悪意があったとは思えず、きっと「新基準」で充放電サイクルが増えるという知見がなかったんだろうなぁ。仕事では他山の石、気をつけよう。

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