撮りに行きたいとは思いつつも、なかなか条件が揃わず行けなかった富士山五合目に、天の川を撮りに行ってきました。
条件というのは、
・晴れている(→GPV気象予報の雲の予測を参考にしています)
・月が出ていない
・翌日仕事ではない(用事もない)
・そもそも天の川が出ている
・富士山五合目へのマイカー入場規制がかかっていない
これだけの条件を満たすとなると、数年に1回あるかないかです。だからこそ何年越しになってしまったわけですが。
EOS 5D Mark IV, ISO=25600
やってきました富士山5合目、富士宮口です。時間は深夜1時。肉眼ではほぼ何も見えませんが、ISO=25600は肉眼では見えないものを写します。気温は7度ですが、とにかく風が強くて体感気温が低く、ダウンジャケット1枚ではダメでその上からさらに防寒着を着ないと耐えられません。(両方持ってきて良かった…)
眼下には街明かりが見えます。ちなみにiPhoneで撮るとこんな感じですが…
EOS 5D Mark IVだとこんな感じです。ISOはうっかり25600のまま撮ってしまいましたが、結果的にはこれが結構天の川のディテールを拾ってくれていました。レンズは24-70mm f/4L IS USM(F=5.6)です。ただ、想像以上に街明かりが天の川に被ります。
ちなみに、ここからだと天の川は肉眼でも見えるので、RX100M3(ISO=1600)をミニ三脚に付けてクルマのルーフに乗せて適当に撮っても映ります。RX100M3って解放f値1.8のレンズ積んでますから、侮れないです。
EOS 5D Mark IV、24-70mm f/4L IS USM(F=5.0)、これもうっかりISO=25600でした。
少し車内で仮眠して、これは3:40頃に南中近くになるのを待ってから撮ったカット。レンズをEF 35mm f/2に替えてみました。ISO=3200、f=2.8です。f=2だと周辺減光が大きいのですが、ちょい絞りで使うと均一な明るさになります。やっぱり本質的に明るいレンズは天の川の陰影を良く拾いますね。ただ天体薄明が3:37だったので、タイミング的にはギリギリでした。
明るくなってきたので下山しました。たぶん、赤矢印のところから撮っていたんだと思います。行きは道中に野生の鹿が何度も出てきたりしてやられると思いました。結構怖かったです。
ともかく、横浜からさっと行ける範囲ではベストと思われる場所でこの程度か、という実力を知ることができました。やっぱり天の川って機材ではなくロケーションなんですね。もっと良いカットを目指すのであれば、もっと暗いところに行かないとダメですね。
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