「頭文字D」のしげの秀一氏原作の新作コミック「MFゴースト」が、予定通り「夏の終わり」頃の8月下旬からヤングマガジン誌で始まっていました。
第一話は無料公開されています。
【公式作品紹介】
西暦202X年。車の自動運転が普及した日本。そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた。世界中で人気を集めるレースの名は、MFG。最速を誇るマシンが次々に参戦していた。一方、イギリスのレーシングスクールをトップの成績で卒業した天才ドライバー・カナタ・リヴィントンは、ある目的を果たすため、日本に帰国するのであった──。新たなる公道最速伝説、待望の幕開け!!
なんと、「大人になった拓海がラリーに挑戦する話」ではないかと噂されていましたが、全然違う話。
自動車評論家の国沢光宏氏が今年8月3日に箱根ターンパイクでしげの秀一氏に会ったらしいですが、それを裏付けるように今回の舞台は箱根ターンパイクから芦ノ湖、箱根温泉街の国道一号線を結ぶクローズドループ。街並みとしては藤沢、小田原あたりが登場します。
「グリップウエイトレシオの均一化」が唯一のMFGのルールであり、すなわち軽量なクルマほど細いタイヤを履かなければならない(!)ということになります。また、「頭文字D」では以下のような課題がありましたが…
1.ロードサイドにいる観客は車両が通過する一瞬しか見られないのに、どうやってレースの最初から最後まで盛り上がれるか。また、レース全体を見通したようなコメントを言えるのか。
2.そもそも違法行為ではないか。
これらの課題にちゃんと現代なりの回答を用意しているところがすごいです。もっとも、それに伴ってギャラリーが(ネタバレ自粛)なので、逆に盛り上がりに欠けるような気もしなくもありませんが…。
頭文字Dのキャラクターが何人か登場するのも憎い。高橋亮介(らしき人物)は「MFG」の生みの親でありながらちゃんと医者やってるし、何と言っても主人公(カナタ)はあの彼の教え子っぽい(笑。そしてカナタの乗る車はもちろんこの時代では旧車扱いとなるアレ。
しげの秀一氏のコミックは「ギャアアア」という大きな文字が紙面を覆い尽くし内容進行の割にはページ数があっという間にソーバッド(ぉ な印象がありますが(笑、本当に1話あたりがあっという間に終わってしまいます。早く単行本でまとめて読みたいです、オーバー!
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