先週より公開されていた映画「劇場版Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター」を観ました。と言っても映画館ではなく、配信でです。上映館が異常に少ないですからね…。
全五部作のうちの一作目。基本的にテレビ版と同じストーリーですが、分かりやすさがアップしています。TV版だとちょっとしたキャラの動きで表現されていた心理描写がセリフで表現されていたりします。あとG-セルフに目がありますね(笑。
新作カットは思いのほか多く、Zガンダム劇場版のように「画質の悪い方にトーンを統一する」ということもしていないので、見応えがあります。
ただ、これが今の子供たちに受け入れられるかどうかはかなり微妙だと思います。いくら分かりやすくなったと言ってもそれはTV版比だし、現存する子供向け向けアニメの中では最もわかりにくい部類に属すると思います。そもそも起承転結がなく、リギルド・センチュリーという富野ワールドを、頭脳明晰万能な主人公が旅をしてゆくという話なので、視聴者は主人公ベルリに同伴して宇宙世紀のはるか未来を旅することになります。カタルシスとかないですからね。私は好きですけど、TV版で不評だった後半がどうなるかは楽しみです。
クリム・ニックの登場シーンが「モビルスーツのシートの秘密」が暴かれるシーンからと言うのも味わい深い。ハイフン・スタッカートがかかる時間も長いです(笑。
1月下旬にはもうブルーレイが出るようです。
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