テレカンファレンス用のオーディオ装置(ヘッドセット、外部スピーカー)のおすすめ

コロナウイルスの影響で自宅でテレカンファレンス(電話会議、テレビ会議)中心の生活を送られている方も多いと思いますが、快適にテレカンファレンスを行おうと思ったら相応のオーディオデバイスが必要です。

最近ではパソコンもテレカンファレンス前提の設計になっている機種があり、スピーカーにコストがかかっている機種も見受けられますので、変なオーディオデバイスを購入するくらいならパソコンの内蔵スピーカーとマイクの方がよほど聞き取りやすかった、ということも多々あります。

従って、それでもなお内蔵スピーカーやマイクではちょっと…と感じられる方向けのおすすめデバイスレビューになります。一応、テレカンファレンス歴5年くらいはあり、それなりに様々なデバイスは試したつもりです。

まずヘッドセットから。ヘッドセットが必要な状況というのはパソコンの内蔵スピーカーが使えない状況だろうと思うのですが、個人的に重要視しているのは以下の4点:

1.通気性の良いもの。(逆に、遮音性は重要ではない)
2.ケーブル片出し。
3.付け心地の軽いもの。
4.USB接続。
5.そんなに高いのは要らない。

これらの条件を満たすもので、LogocoolのH340Rという機種に行き当たり、(後述の一点を除いて)満足して使っています。

通気性の良さや軽い付け心地は長時間の疲労に効いてくるもので、ケーブル片出しは「ながら作業」の生産性向上に繋がるものです。ワイヤレスでも良いのですが、絶え間なくテレカンファレンスがスケジューリングされる状況下では充電が追いつかない場合があります。USB接続なのは、やはりローコスト市場においてはUSB接続の方が比較的高音質なものが多いからです(パソコンのアナログ出力がしょぼいものが多いという事情もあります。)

あとは価格。H340Rは2,780円でした。安いですよね。

難点はマイクとケーブルが右側に付いていること。左側が良かったんですが、この商品の欠点はそこだけで、他に同じような価格帯でマイクもケーブルも左側という機種はなかったものですから、妥協しました。左マイクバージョンが出れば完璧なのになー。と思います。

そういえばiPhone付属のイヤホンマイクもけっこう高性能ですが、長時間使うとさすがに疲れますね。

次にヘッドセットではなくスピーカーを使いたい場合のおすすめです。

これもできれば安く済ませたいところですが、ヘッドセットと違って安物では満足できないのがこの世界。そもそも論として1万円以下の会議用スピーカーマイクは、大抵エコーキャンセリング回路が付いていないので、あまり大きな音を出せなかったり、マイクの感度が悪かったりします。そういった機種では静かな場所で1人で使うのがせいぜいですし、あえて外付けスピーカーを使わなくてもパソコン内蔵スピーカーで用が足りるケースが多いです。

明らかに外付けスピーカーのアドバンテージを感じたいのであれば、このクラスの価格帯からになるでしょう:


Jabra SPEAK 510です。これはコストパフォーマンスがいいです。パソコンの内蔵スピーカーとは聞きやすさ、話しやすさがまるで違います。Jabraの会議用スピーカーは大小ありますが、小さいの(このSPEAK 510とか)は2〜3人用、大きいの(SPEAK 810とか)になると10人くらいOKと考えて良いです。

大きいJabra SPEAK 810は、世界共通の組み立て式電源アダプタが付いているのですが、組み立ててしまうと元の箱に収まらなくなるのが難点です。

あとJabra以外ではYAMAHAやNTTの機種も全体的に高性能ですが、「いいものは高い」を地で行っている感じで辛いところ。Jabraを見てしまうと、Jabraで充分か…と感じるかと思います。

テレカンファレンス用に外付けスピーカーを自宅で使うことはあまりないかと思いますが、もし会社で導入するチャンスがあったりしたら、思い出してみてください。

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