孤独のグルメ Season 9 最終話に登場した横浜の洋食店「トルーヴィル」に行ってきました。ちゃんとしてる洋食屋って大好きなんですよね。たぶん、幼少の頃に行った佐原(現在の千葉県香取市)の清見屋(現在は閉店)の最上階のレストランでの外食体験が元になってると思うんですけど、Bさんを横浜ガンダムに誘ったところ、ならばランチはトルーヴィルか南粤美食かと提案され、それはもう迷うことなく秒でトルーヴィルを選びました。
ついトゥルーヴィルって書きたくなってしまうのですが、トルーヴィルです。孤独のグルメ登場店の中では、私の家からだとSeason 8 の7話に出てきた由比ヶ浜のSEA CASTLEとどっちが近いか悩むところですが、たぶんトルーヴィルの方が近いです。
最寄駅は横浜市営地下鉄・伊勢崎長者町ということになっていますが、うちからだと阪東橋(ばんどうばし)ですね。伊勢崎長者町と阪東橋の真ん中にあります。しかし普段クルマでの移動が多い私にとっては「首都高K3阪東橋入口」の近くと言うことで馴染みがありますが、いつも阪東橋入口を使うときは例外なく早く家に帰りたいときなので(;´Д`)ぴゅーんと通過してしまうためこの店の存在は知りませんでした。
開店1時間前に到着すると余裕でポールポジション。これはBさんにゴロー席に座って貰わねばね。孤独のグルメ登場店も100店前後になってきたので、放映後といえども連日フィーバーはしないのかも知れません。(Bさんによるとむしろ放映前の方がフィーバーしているとのこと)
開店直後(11:00)は満席にはなりませんでしたが、数十分後には満席に。やはりただならぬ空気感があります。私はここで初めて洋食屋で「いつもの」というオーダーの声を聞きました。「いつもの」というのはハンバーグ定食のことで、若干お年を召した女性のオーダー。いつもお昼はここでハンバーグ定食を食べるのでしょうか。いいルーティンだと思います。”ダンナや子供に夕飯作って自分は手をつけず『いいの、お母さんは少しで』とか”言わなそうな方でした。
Bさんオーダーのアンチョビのピザ。一切れ貰いました。生地薄めのクリスピータイプのピザで、優しい味でした。
目的その1。ナポリタン。ナポリタンは自分でもよく作るのですが、一度きちんとした洋食店でナポリタンを食べて、自分の中のリファレンスを確認したかったのです。
で、味ですが、これはちょっと自分が目指しているナポリタンとは違いました。もうちょっとねっとりしたのが期待値だったのですが、これはこれで一つの解として受け止めます。見た目よりあっさりしていて、スルスルと食べられます。上のピザとテイストは一貫していて、軽い。そして優しい。
目的その2。これはテレビ本編で五郎氏が最初にオーダーしなかったチキンのシャリアピン。悩んだあげく注文しなかった五郎氏を見て「スルーするなよ!」と心で突っ込んだのですが、ちゃんと追加オーダーした場面を見て「だよね」と得心しました。これ絶対美味いやつ。
柔らかいほろほろチキンとにんにくバター醤油のソースは、家で真似しようと思ってもこれはなかなか敷居が高い。真似できそうで真似できない味の代表格だと思います。ある意味キラーコンテンツ。ご飯何皿でもいけちゃう。このソース売って欲しい。この記事書いてるだけでお腹空いてきた。
食後のコーヒーが嬉しいですね。料理に一貫している「優しさ」を反芻しながらいただくコーヒー。何にも代えがたい時間です。
調べてみたら店主、今年76歳なんですね。昨年リタイアした私の母より1歳年下。年齢的にいつまで続けられるか悩ましいところだと思います。これはぜひ家族で再訪したいと思いました。
なお劇中で五郎氏が「トルーヴィル」にたどり着く前にちょっと気を惹かれたタイ料理のお店は、トルーヴィルの並びにありました。2Fの窓が怖いよー(;´Д`)
今回久しぶりにGR DIGITAL IVを持ち出しました(APS-Cになる前のやつです)。やっぱりいいカメラですね。
コメント