X68000Z EARLY ACCESS KIT 着弾

瑞起のX68000 Z EARLY ACCESS KIT が着弾しました。

想像していたより大きい箱。機内持ち込みサイズのキャリーバッグくらいの容積があります。比較用に1/144エアリアルを置いてみました。

早速開封してみます。

クラファン3億円達成記念ノート。

けっこう厚みがあります。本機を使う上での備忘録とかメモっておくのに良さそうです。

本体カートン箱とご対面。

SHARPのCZ-600C(初代X68000)の箱の側面デザインを模しています。これだけでご飯いけますが、型番はCZ-にして欲しかったかなぁ。

シリアル5341でした。EAK(Early Access Kit)のエントリーモデルで3,858番目だったので、上位の支援プランの方にシリアルの若い番号が割り当たっている感じでしょうか。ファーストロットは6,000台なんですね。

カード。ちょっと印刷汚れがついているのが悲しいですが、裏面にユーザー登録に必要なキーがある重要なカードです。

内箱は3つ。本体、マウス、キーボードです。

本体の箱を開封するとこれまた3億円突破記念ステッカーが。

バンドルソフトのSDカード。5インチフロッピーを模したケースに入っています。

本体ご対面。ミニチュアサイズですが、思っていたよりは大きいです。

これも1/144エアリアルと比較。

天面のリセットとインタラプトスイッチ。ダミーではなく機能します。インタラプトスイッチはリセットせずにシステムを止める(割り込みを入れる)スイッチです。ポップアップハンドルは何かの感触に似てると思ったら、ガンプラのランナーです(笑。

電源スイッチ、ヘッドホン端子、ボリュームツマミです。すべて機能します。なおボリュームツマミは本体内蔵スピーカーの音量調整に効きます。

背面。電源はUSB-Cです。RS-232C代わりのUART端子(緑色)があり、ケーブルも付属します。非同期式のシリアル通信ができます。

マウスを開封してみます。

これも想像より大きいですね。こんなに大きかったかなぁ。サイドボタンも機能します。トラックポイントモード用のシリコン製の台座が付属します。

背面。オリジナルと違い、光学式です。シリアル番号が本体と同一番号になってるのがすごい。

トラックポイントモードにするためのフタの取り方が分からなかったので、本体と一緒に入っていた 説明書を取り出しました。説明書も当時のデザイン復刻で涙が出ますね。

オリジナルのマウスは、確かフタを回転させて外すようになっていた記憶があるのですが、本機は力ずくで上に持ち上げるだけで外れました。 マウスが光学式なので、ボールが上下に動くことはありません。

キーボード。なにげにこれが1番ずっしりします。

ファンクションキー表示ラベルのカバーが入っていました。オリジナルより頑丈になっている気がします。

裏面。こちらもシリアル番号は本体と揃っています。Windows機でも使えるように、モード切り替えの小さなスイッチがあります。

ファンクションキーのラベル。めっちゃ懐かしいです。

ラベルの透明なカバーには、上下の方向性がありました。角のRが上下で異なるようです。

いやぁ懐かしいし、かっこいいなぁ。

重量は約1.4kgありました。全体的に金属感があります。

本体は400gなのに…。

接続して電源を入れてみます。キーボードのZUIKIロゴは主張しないでくださいwww

電源引き回しの関係で、モニタの左側に置いています。

 

…だよね。これこれ、これですよ。この表示。懐かしいなぁ。

画面の写りこみ激しくてすみません。いつもこんなんで在宅勤務しています。

システムディスク(SDカード)を入れてみます。

おおお(懐かしすぎて語彙力崩壊

Human68Kが起動しました。Macintoshからかなり影響を受けています。

とりあえずBASICでも起動してみますか…

バージョン1.00が起動しました。フォントのジャギーやばい。

キーボードのイルミもレトロかっこいいなぁ。

やることに困ったときに必ず書くプログラムを書いて動かしてみました。screen命令はさすがに思い出せなかったし、X-BASICってFOR分のSTEPって使えないんだっけ…?(使えなかったので、行番号50のような美しくないきことをせざるを得ません。)

なんかX-BASICってもうちょっとC言語っぽい書き方(すべてのステートメントが x = func(a,b) みたいな)だったような記憶があるのですが、こんな普通の古典的なBASICでしたっけ?

Human68Kに戻ってみました。この時代ってシステムファイルとアプリケーションとデータが同じフォルダにごっちゃに入っていていて今見るとカオスですね。

次にグラディウスでも起動しようかと思ったのですがゲームソフトはセットアップユーティリティ(インタラプトを押しながらリセット、インタラプトは長押し)を表示しないと起動できないんですね。これはオリジナルのX68000には存在しないものです。

このソフト、むちゃくちゃキーの取りこぼしが多いですね…まぁそのうち改善されると思いますが。アーリーアクセスキットだし。

ランチャーソフトが起動するので、ここからグラディウスを読み込ませます。

この面倒くささはゲーム機を買ったつもりでこのX68000Zに手を出した人は面食らうだろうなぁ。

ゲームパットは付属しないのでキーボードでプレイしましたが、なんかむちゃくちゃ打鍵音が大きくて(笑 そっちが気になってプレイに集中できませんでした。

少し弄ってみて困ったのは、文献ですね。文献(当時のマニュアル類)を探すのが大変。Cコンパイラなんかも欲しいですが、動かそうと思ったら自分で入手しないとダメなんでしょうねぇ。C Compiler PRO-68Kという名前だったように記憶していますが、当時の5インチディスクを入手してもどうやって読み込ませるんだ…という問題もあります。

Windows98より10年前のOSですからもう使いにくいとかを論じる次元ではありません(つまり超使いにくい)。ですがそれ含めて良く再現されており、HDDの扱いどうなってるのとか調べなければならないことも結構ありますが、これから何が楽しめるかなぁと考えているところです。

コメント

  1. HS より:

    初めまして。
    以前X68Kのエミュレーター向けに5インチフロッピーをWin7機に繋いで取り込んだことがあります。
    Win機のフロッピーポートに接続できる5インチフロッピーディスクがあります(多分PC-98か何かのもの)。所有のシステムディスクとかゲーム類はこれで全て取り込み、イメージ化。エミュレーターでほぼ100%の再現性で動いてました。
    瑞起のX68000 Z は、自分も欲しかったんですが思いの外金額がしたので諦めました。羨ましい限りです。

    • Kumadigital より:

      初めまして。コメントありがとうございます。
      今現在X68000Zで昔のソフトを動かしておられる方は、ほぼ例外なく
      仰るように何らかのブリッジとなるマシンがあるみたいなんですよね。
      私はブリッジマシンはともかく昔のソフトは持っていないので、
      どうしたもんかな…と思っているところです。

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