2025年3月2日 Zガンダム放映開始から40周年

1985年3月2日、機動戦士Zガンダムのテレビ放映が始まりました。今日はそこから40周年の日です。

 

初代ガンダムブームが醒めつつあった頃、追加燃料のように登場したZガンダム。ファーストガンダムよりカッチリとしたメカ、洋楽ベースのOP主題歌、時代のちょっと先をいくキャラクター。初代ガンダムのアップデートとしては申し分ない内容で、第一話ラストシーンのシャアの「ほう…」というセリフはアニメとは関係ない雑誌でもネタにされていましたね。魅力的なネタキャラクター(笑)がこれでもかというほど輩出されました。

初代ガンダム RX-78 の面影を色濃く残しアップデートした RX-178 ガンダムMk-II は、今でも私の中ではMSデザインの最高峰です。特に最近のモビルスーツデザインのように「小さい胴体に長い手足」ではなく、「大きい胴体にそれほど長くない手足」とか、面のエッジが立っているところが最高です。

 

40年経った今でもネタにされる主人公、カミーユ・ビダン。まさか40年後のシリーズ作品 GQuuuuuuX でも「改札前で変わってしまった運命」としてオマージュされるとは。本役の飛田展男さんは、オーディションで「あんなに素晴らしい終わり方をしているのになぜ続編なんか作るんですか」などと言い放つという、中身まで本当にカミーユ。その反抗的な態度が声色に出ていたゆえの抜擢なんでしょうね。

ガンダム作品において「緑色の目のガンダム」「主役機が最初から出てこない」「OP/ED曲が途中で変わる」「変形モビルスーツ」などの要素はこのZガンダムが起点。制作中に富野監督の心が病んでしまい、救われない終わり方になっているのも視聴者からすればカミーユの精神と一緒に気持ちを持っていかれるところです。

40年経っても語り継がれ、いまだにネタにされる「機動戦士Zガンダム」。リアルタイムで観た人も、後追いで触れた人も、そしてこれから初めて観る人も、この作品の持つ熱量が色褪せることはないでしょう。

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