「水星の魔女」に続く、TV版ガンダムが発表されました。
特徴的なその綴りは、「SSSS.GRIDMAN」や「Greeen!」が世に受け入れられたのを受けての命名でしょうか。
水星の魔女が成功したので、次のガンダムの主人公も女の子だろうと思っていましたが、案の定でした。
主役級はこの3人。赤髪がNo.1ヒロイン、真ん中がNo.2ヒロインのようですが、キャスティングがそれぞれ「黄前久美子(響け!ユーフォニアム)」と「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。予告編を見ても黄前ちゃんがガンダム世界を朗読しているようで、不思議な気分になります。まさか卒業高校の教師になった後にガンダムパイロットになる未来が来るとは思わなかったのではないでしょうか。
また予告編のラストが「うぉぉぉぉぉ!」で終わるのは辟易しますが…。(耳障りですし、ワンパターンだなと思います。)
そして上の予告編にも出ましたが、何より本作、サンライズ×スタジオカラーの合作。しかしメンバーを見ると大半はカラーのスタッフのようです。これはカラーによるサンライズ若手の育成の意味もあったりするのでしょうか。飛行物を描かせたらスタジオジブリの次くらいに上手いカラーが飛ばすガンダムの浮遊感は、さすがとしか言いようがありません。
また来年2月くらいからプラモデル争奪戦が始まるのでしょうが、幸か不幸か、エヴァンゲリオン色の強いメカには惹かれないし、キャラクターデザインにも萌えないので、プラモの争奪戦には加わらずに済みそうです。強いていうなら上の予告編の終盤に出てくる「警察のザク」には興味ありますけどね。
しかしガンダムはどんどん形状が複雑になる一方で、今回のキャラクターは特に線が少ないので、そのコントラストがすごいですね。また主役機の「GQuuuuuuX」(トップの画像)のほかに謎のモビルスーツ「ガンダム」がいるということですが、玩具展開の都合もあるでしょうから、定義の問題でいずれ「GQuuuuuuXはガンダムだ」(by ダブスタクソ親父)となりそうですね。
玩具展開といえば今回の「GQuuuuuuX」、前作のガンダムエアリアルにも増して「部品の後ハメが容易な構造」に見えます。HGガンダムエアリアルもなかなかでしたけどね、さらにビギナーに優しいガンプラになりそうです。黄色部分の赤成分が多い(オレンジ色に近い)のがいかにもスタジオカラーって感じですね。
個人的には鉄血のオルフェンズ以降のガンダムはなんだかだんだん「プリキュア」に見えてきてしまって、「間違いなく前とは違うのは分かるが、どう違うのかの説明が困難で、記憶だけでは描けない」ものになってしまったなと思います。
なおストーリー上の戦う理由ですが、水星の魔女に続き、今回も模擬戦です。リアル戦争ではありません。外貨獲得手段である以上、戦争がもう描けなくなったんでしょうね。
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