DENON DHT-S517 のレビューです。
こういう箱に入ってきます。
どうもこの機種、Signa S4 という名前で Pork Audio からもリリースされているらしいですね。そもそも Pork Audio と DENON に資本関係というか、同じグループ傘下だったのを知りませんでしたが。
ただ、DENON 版の方は、サブウーファーが DENON 独自のものになっていることと、サウンドマスターである山内 慎一氏がチューニングした「Pure」サウンドモードが搭載されているのが違い。
この「Pure」モードがとても優秀で、あまり他のモードに変更する気になりません。ただ娘は「Movie」モードも気に入っているようで、ライブの Blu-ray を観る時に使っているようです。(Music モードはお好みでなかった様子。)
人の声を1ドライバでカバーできる400Hz~22kHzを出せるセンタースピーカーの存在は確かに感じられ、声の引っ込み感がありません。
さすが市場で高評価を得ている製品だけのことはあるなと感じました。
あと Panasonic Viera との組み合わせでは、eARC 接続時に、テレビのチャンネルを変えたり、テレビ側の USB HDD で録画した映像を一時停止するたびに音声が4秒ほどでなくなるという現象が発生しました。これは Panasonic が eARC 通信のハンドシェイクをストリームが切れるたびに行うのが原因らしく、eARC モードで使う限り避けられないようです。しかし我が家には Dolby Atmos 音声を出すディスクがほとんどありませんので、普段は eARC をオフにして、通常の ARC で使うことにしました。
ただこれは驚いたのですが、 ARC にしたままでも、Netflix のような低ビットレート音声だと Dolby Atmos が送れてしまうようなんですね。昨日「新幹線大爆破」を観た際に eARC をオフにしてるのに、サウンドバー側で Dolby Atmos のインジケーターが点灯していたので「どういうこと!?」と困惑してしまいました。どうやら eARC 接続でなくとも、ビットレートが十分低ければ Dolby Atmos でリンクできるようです。
もっと正確にいうと、Dolby Atmos には低ビットレートの Dolby Atmos(Dolby Digital Plusベース)と高ビットレートの Dolby Atmos(TrueHD)があって、前者なら eARC は不要、ということのようです。
ただ、そのあと「閃光のハサウェイ」(Blu-ray, Dplby Atmos音声)も試してみたのですが、これも eARC 接続オフでも Dolby Atmos でリンクしたんですよね…。ということは、この Blu-ray は Dolby Digital Plusベースだということでしょうか。(UHD BD の方は True HD らしいですが。)
まぁともかく、現状、音に不満はないです。YST-209に感じていたモヤモヤは解消されました。それと、ARC 接続の不安定さも今のところないようです(家族談)。
コメント