DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」ビル・パーキンス (著), 児島 修 (翻訳) 

を読みました。

「豊かになりすぎる」というネットで多用される安っぽい煽り表現に頼らなくても十分いい本だと思いますが、結論から言うと、まぁこの(クマデジタル)ブログの雰囲気から推察される通り、本書で言われているような行動原理ですでに人生を歩んでいるので、別に読む必要はなかったかな、という感想です。

本書を必要とするのは、とにかく金を貯めるのが何よりも生きがい、昇進するのが何よりも生きがいというタイプの人であって、私のように大して貯金もせずに満喫しちゃってる人は単に考えを肯定されただけでした。

ただ、この本によると「子供に残すお金を別に分けた上で」ゼロで死ね、ということなのですが、私はちょっと違う考えを持っていて、基金として利息だけで生活できるような金額(ざっくり数千万~1億くらいでしょうか)を遺せなければ、中途半端な金額を遺しても意味がないと考えています。結局本人の「稼ぐ力」がないと、経済的破綻までの時間をわずかに稼ぐだけに過ぎないからです。

脳梗塞をやって余命を意識した時から、本書に書かれているような内容が私の中ではさらに先鋭化しましたね。一方で、余命を意識するあまり定年60歳で即リタイア、という考えも1年くらい前は持っていましたが、今現在では「60歳はフルタイムで、61歳以降は週3日くらいの仕事(被雇用)に就ければその方がハイバランスなのではないか?」と考えるようになりました。健康保険料とか税金とか馬鹿にならないんですよね。

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