アップルとソニーを訴えた件

話題のPowerBook炎上でアップルとソニーを訴えた夫婦の件。アップルはWebで「バッテリー交換プログラム」を公開していたのだから、それに関心を寄せなかった夫婦も悪いのではないかという意見が散見される。

そうだろうか。

自社Webで公開してはいおしまい、ならメーカーにとってこんなに楽なことはない。あとはインプレスとITmediaあたりが自動的に記事にしてくれるだろう。資産、生命に危害が及ばない程度の不具合ならそれでもまぁいいだろう。

しかし今回はバッテリーである。アップルは過去にもPowerBookのバッテリーを発破させている経験がある。あのサイズのバッテリーが持つ破壊力は社内にデータがあったはずだ。

一方、ユーザは努めて情報を収集すべきなのだろうか。それが工業製品の健全な姿だろうか。情報強者はリコール情報を嗅ぎつけるだろうが、だからといってリテラシーの低いユーザを責められるだろうか。

アップルはiPodのTVCMを1回でも中止してバッテリー交換プログラムをTVで呼びかけることをしただろうか。他の広告費を少し削って、新聞にバッテリー交換プログラムの社告を出しただろうか。販売店のポイントカードに登録された情報を断った上で活用し、ユーザにコンタクトをする努力をしただろうか。それが個人情報保護の観点からNGであれば、手数料を払っても販売店に代理でDMを出すよう依頼しただろうか。

思うに、アップルはあの交換プログラム対象機が、まさかこんな炎上に至ると認識していなかったのではないか。だとしたら、アップルの活動の甘さは納得できる話であり、夫婦の目に情報がとまらなかったのはある意味仕方がないといえよう。

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