Canon iVIS HF10 短評

canon_hf10

知人の好意でちょっとだけHF10を借りる機会があったので、簡単に感想を。なお俺は普段Panasonic HDC-SD3を使っているので、それとの比較になる。

  • 本体充電式だるい。

  • 液晶側のブロックが大きいので、SD9ほど「小せぇ!」という印象はなかった。

  • AFは高速かつ正確。但し最短撮影距離付近ではAFが落ち着かない場合があった。

  • ホワイトバランスの大きな乱れは少なく、ずれても追従が速い。しかも正確。

  • ホワイトバランスはどちらかと言えば良くも悪くも環境光に影響されにくいタイプ。

  • ボケ味は家庭用ビデオカメラではきれいな方だと思うが、淡いボケのときは少し二線ボケ気味かも。

  • 内蔵メモリと本体メモリの録画対象切り換えが意外とメニューの深いところにある。

  • モードダイヤルが固く、サッと再生できない。

  • 本体底面にも指を引っかける軽い凹みがあり、ローアングル撮影を考慮した痕跡が伺える。

  • 液晶左側のカーソルキーの操作性はよい。

  • 絞り優先モードほか、このクラスなのにマニュアル機能が充実しているのはさすがキヤノン。

  • 手ブレ補正の効きは標準的。松下ほどではない。

  • ズームレバーはどうして無塗装?

  • 全体的に操作時は右手も左手も忙しい印象がある。HDC-SD3は右手だけでほとんど済んでしまったので。(後継機のHDC-SD9/HS9では左手も忙しそうだ。)

  • 「かんたん」ボタンは積極的な操作が難しいお母さんがカメラマンのときに重宝しそう。ダンナが撮影モードを色々弄っていても「このボタンのLEDは必ず点灯させておけ」と教えておくだけでそこそこマトモな絵が撮れるからだ。HDC-SD3はスライドスイッチ式でしかもLEDもないので、全自動モードにするのを忘れられることがある。ただし「かんたん」ボタン自体の感触はイマイチ。

  • 絵はやっぱりきれいだなぁ。いいなぁ。

  • コーティングが優れているのか、レンズに付いた指紋が簡単に拭き取れた。

  • 分割や部分削除など不要箇所の削除は本体ではできないようだ。

  • 暗所性能はSD3の方がいいことは一目で分かってしまった。

  • 逆光でも黒つぶれが少ない。逆光補正は要らない感じだ。これはちょっと見事としか言いようがない。外光センサがうまく働いているから?

  • 暗い場所ではスローシャッターに入ってしまい、動きがカクカク(パラパラ)してしまうのが惜しい。夜間の明るいリビングでは大丈夫だが、暗いリビングではスローシャッターモードに入ってしまう。但しスローシャッターは設定でOFFにできる。


という訳で、思ったほどSD3からの買い換え意欲が湧かなかったのが正直なところ。でも今から買うなら、現在販売中の機種では最も画質の良いハイビジョンカムの1つであることは間違いない。

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