タレントの山瀬まみさん、私と誕生日が数日違いでとても親近感があるんですが、「子宮体がん」の手術からの合併症で脳梗塞発症とか、ヒトゴトとは思えません。
山瀬まみ 夫が「絶望」 脳梗塞で言葉が理解できない状態に… 左半身も麻痺、壮絶リハビリ明かす
私もこの夏に「鼠蹊ヘルニア」の手術を控えていますが、2年前に発症した「ラクナ梗塞」の関係で、鼠蹊ヘルニア発症の診断から手術直前までリスクアセスメントで都合7回の通院が必要でした。
(1) 外科(ここで鼠蹊ヘルニアと判明)
(3) 脳MRI(2年前のラクナ梗塞の経過を確認)
(4) 脳神経外科(脳MRIの結果確認)+ 外科(脳神経外科の結果確認)
(5) 循環器科検査(心臓の検査)+循環器科診察
(6) 外科(循環器科の結果確認)
(7) 麻酔科(術前確認)
山瀬まみさんの場合にはがんの手術ということで緊急性があったのか、あるいは既往症がないことになっていたのか不明ですが、既往症があると手術するまでにこうやって7回も通院する必要があるわけです。リスクをできるだけ下げようと思ったらこれだけの手順が必要、という実例であり、自分を守る、あるいは後悔しないための必要な投資とも言えるでしょう。やはり歳を重ねてからの急ぎの手術というのはロクなことないな、と改めて認識した次第です。



コメント
私も1年半ほど前に腹腔鏡手術で胆嚢を摘出したのですが
やはり「やるなら若いうちにしておいた方がいいよ」という助言に影響を受けました。
病状が急性ではなかったこともあり術前検査は一通りいろいろあって、
9月にやるぞ!と決めてから実際に受けたのは12月になりました。
(まあMRIの予約がなかなか取れないことが一番の原因ですが)
今回受けられる手術で腹腔内をガスで膨らませるのかわかりませんが
もしそうであった場合、術後抜け切らなかったガスが横隔膜を刺激して
肩などが痛くなることがあるかもしれません。
私はそれで2日目の夜中、肩がキンキンと痛くて寝られませんでした。
実際に起こる確率は低いかもしれませんが、
知らないよりは知ってた方がよろしいかなと思いまして。
無事終えられますようお祈りいたします。
ありがとうございます。
私の手術箇所は、腹膜と筋肉の上、脂肪の下という比較的浅い箇所で、かつ、余った腹膜も切り取って詰めてしまうとのことなので、
腹腔内を膨らませることはないのではないかと思います。とはいえ、手術というのは多かれ少なかれ元の体には戻りませんから、
そこは残念な点だなと思っています。
悪性腫瘍(がん)の患者さんでは、血栓症が起こりやすいことが知られています。Trousseau症候群と呼ばれます。これは悪性腫瘍による影響で血栓ができやすくなる、というものです。
残念ながらTrousseau症候群は術前検査によって予測・予防できるものではないので、術前検査の有無や不足とは関係がないかな、と思われます。
手術は、しなくて済むならしないに越したことはない…そういうものですね。
私の場合は、
(1)そもそも血栓症リスクと鼠径ヘルニア手術のQOL向上って天秤にかけられるのか
(2)鼠径ヘルニア手術をするとしたら内視鏡方式か開腹方式か
という選択肢があって、(1)はまぁ「血液サラサラの薬を止めないから手術して良いのではないか」という判断になり、(2)は「血液サラサラの薬を飲む以上、開腹式しか選択肢がない」ということになりました。山瀬まみさんのように緊急性があった上に「手術しない以外の選択肢がない」というわけでもないので、私のケースでは術前検査の意味はあったと思っています。
お返事ありがとうございます。
Kumadigitalさんの場合は、既往歴として血栓症が既知だったので、術前診察でリスクを検討できたということですね。
すべてのケースで血栓症(やその他の合併症)のリスクを個別に評価、さらには予測する―まだ血栓症を起こしていないけど起こす可能性が高い人を同定して、それを予防する―ことが究極の目標だと思いますが、まだそれはできない現状です。
Kumadigitalさんの視点をいつも興味深く拝見させていただいておりますm(_ _)m
そうですね、それができるようになると、山瀬まみさんのケースが救えるようになるということですよね。