アルミiMacの画面が曇る件

現行型のアルミ筐体のiMac、液晶の上にガラスパネルが1枚取り付けられているのはご存じの通りだが、そのガラス内側に水蒸気に起因する曇り(結露)が発生するという不具合をしばしば聞く。特に冬によく聞く。

いくらiMacが暖まってガラスパネルの内外で温度差が発生すると言っても、冬の通常の湿度範囲で、飽和水蒸気量を跨ぐような温度変化があり得るのだろうか。ガラスの片側が屋外に接している窓ガラスとは事情が違うと思うのだが。

たとえば寒めの室内を想定する。その環境に充分なじんでいるガラスパネルの内側に、iMacの稼働により温度変化が発生し、ガラス内側に電源やCPUなどからの暖かい空気が流れ込んだとする。するとガラス内側の飽和水蒸気量は上がるが、水蒸気量そのものは増えるわけではないので、ガラス外側の冷気に晒されて結露すると言うことは考えにくい。

しかし結露するという事実は事実なので、どうやったら結露するかということを逆説的に考えると、iMacの内部で発生した熱によって空気が暖められたその傍から、暖まった空気に加湿するような何かが行われているのではないだろうか。iMacはボディ下部から冷気を吸って上部に吐き出す排熱構造なので、ボディ下部に目がけて加湿するような何かがあれば現象が発生しそうな気がする。

ボディ下部に目がけて加湿するような何か…

もしかしてユーザーの呼吸なのではないだろうか。ガラス面ではなく、ボディ下面の吸気口に向かって湿気をたっぷり含んだ呼吸の排気を吹きかけてやると、寒い室内ではガラス内側が曇ったりしないだろうか。いや、誰か試してとは言いませんよ。結露すると跡が残るし。

でももし今でもガラス内側の曇りで困っておられる方がいたら、ぜひ「ユーザーがiMacの前にいない場合」や「マスクをしてiMacを使った場合」でも曇りが発生するか確認して欲しいなぁ、と思った次第である。

コメント

  1. 通りすがりの専門家 より:

    結露の原因はガラスとアルミ筐体で冷やされた室内の「湯気」のようですね。デスクのコーヒーとかお茶とか、部屋でお湯を沸かすとか加湿器とかを止めると結露はピタリと止まると思いますよ。

  2. Kumadigital より:

    うーん、それだとガラスの内側だけが結露するのは不自然だと思うんですよね。もっとピンポイントで加湿される要因じゃないと。

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