恐怖の鉄塔が小さく見えた

実家から徒歩3分ほどの場所に、高圧線の鉄塔がある。私の実家は村のはずれにあり、この高圧線は隣の村にある。実家で暮らしていたころは、この高圧線を徒歩または自転車でくぐる必要はほとんどなかった。幼稚園も、小学校も、中学校も、駄菓子屋も、プラモデル屋も、友達の家も、すべて村の中心側にあったからだ。

高圧線

しかし散髪屋だけはこの高圧線の向こう側にあり、3ヶ月に1回だけ、ここをくぐる必要があった。この高圧線をくぐるときはいつも足がすくんだ。上を見上げると背筋がキューっとなるので、できるだけ高圧線を視界に入れないようにして、早足で歩いた。できればくぐりたくない恐怖の鉄塔だった。

やがて私は就職して車に乗るようになり、ここを徒歩でくぐることはなくなった。今でもあの鉄塔をくぐると足がすくむのだろうか。興味がわき、20年ぶりくらいにくぐりにいってみた。

結果、足はすくまなかった。それどころか、鉄塔が小さく見えた。

たぶん、子供のころと比べて背が伸びたのが理由ではないかと思うが、それでも当時と比べて身長が10倍とかになったわけではない。せいぜい+15cmほどだ。それとも「親父の背中が小さく見えた」と同じような類なのだろうか。

ともかく、1つ恐怖の対象が減ったことは事実だ。大人になるってこんなこと…ってオヤヂが言うことではないね(笑


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