SAIKA先生:「キヤノンのWEB製品ページを見ると、2011年3月17日発売になっている・・・が、ヨドバシドットコムを見ても発売された気配はない。」
具体的にキヤノンのカメラが遅延している理由は解りません。
が、類推することはできます。
以下、私が昨日までに見た夢です。夢ですからね(釘
今回の震災で、岩手県、宮城県、福島県、青森県、茨城県、千葉県を中心に被害が出ていますが、数百点以上のパーツからなる家電製品は、必ずいずれかのパーツが震災の影響を受けています。
その影響の受け方ですが、
・工場自体が水没した、流された、または倒壊した
・従業員が被災した
というのは想像に難くないですが、こんな理由もあるようです。
・工場の従業員がガソリン不足で出勤できない
・製造装置の再起動中
または再起動ができるか、点検に時間がかかっている
・計画停電で生産量が減っている
・モノはあるが、途中の道路が壊れていて超迂回
・倉庫が雪崩を起こしていて出荷できない
そのほか、ダメージから復帰したあとの製造装置で生産された部品が本来の性能が出るかどうかは、検査に時間がかかる場合もあります。雪崩を起こしたパーツの場合、出荷時に良品不良品の選別が必要なケースも出てくるかも知れません。これは大変な手間がかかります。
一部の半導体のように、停電が起きた場合に製造中だったパーツは、すべて破棄しなければならないケースもあります。
複数の拠点を持つ会社ですと、他の工場に生産を移管することもあるのですが、製造ノウハウや特殊な装置が必要な製品も多く、移管可能な製品はむしろ少数。移管された方だって、本来作っていたパーツの生産量に影響が出るかも知れません。
互換性がありそうな代替パーツを使って生産することも考えられますが、設計変更や再検証を伴う場合、これまた時間のかかる話になります。
なお、中国など海外製の製品ですと海外製パーツの比率が高い場合があり、震災の影響を受けずに生産可能なものもあると思います。
そんなわけで、この時期に発売を予定している多くの製品が出荷遅延するはずです。また生産中の製品も追加生産が難しくなるかも知れません。
ご高察頂ければ幸いです。
という夢でした。
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