MacBook Air 11(mid 2011) ミニマルだけど高級じゃ…

さて先週届いたMacBook Air 11inch(mid 2011)ですが、ちゃぶ台の上で安定せず、「机を選ぶナー」と思っていたら、どこに置いても左手前足が浮くという歪み個体であることが判明。

ググってみたら結構聞かれる症状なんですね。力尽くで直してOKっぽいんですが、使っている過程で曲がってきたならともかく、なんで最初から曲がった個体を直して使わなければならんのかと思い、明くる朝一番にAppleに電話して交換依頼しました。特に揉めたわけでもないのに、何度も保留中になり、話が終わるまで40分もかかったのは閉口しましたが…。（新人さんに当たったのかな？）

しかし自宅で使ってみると店頭では気がつかなかったことが色々気づくもので。まず結構大きい。VAIO Pに毛が生えた程度を想像していたんですが、いやいやむしろ、昔の14.1インチXGA級のノートの縦を寸詰まりにしたくらいと言った方がいいくらい。重さも結構ある。薄いから余計に重く感じるんだろうけど。

液晶はラッチレスで開くが、開き角が90度に達するあたりからキーボード側が持ち上がってしまい、片手では開けられない。惜しい。よく見るとディスプレイの縁にある黒い細いラインはゴムが飛び出している。なるほど、このゴムが液晶を閉じた場合の衝撃吸収と擦れキズ防止の役目をするのか。この仕組みは長持ちしなさそう。

ACアダプターはDC側のケーブルが心配なくらい細いが取り回しはよい。アダプタ側からケーブルが垂直に飛び出しているのが収納では不便そう。付属のAC延長ケーブルは先端が３Ｐになっており、日本では使用場所を選ぶ。そもそもアダプタのAC側が２Ｐなので、ここだけ３Ｐにしても仕方がないのでは。

一通り筐体を眺め回して思うのは、ミニマルデザインではあるけれど、高級ではないなぁということ。そりゃそうだ、こんな価格でSandy Bridgeのi5が乗っててSSDでバッテリー５時間でスリープ１秒で復帰なんてマシン、筐体がプラスチックだって作れないメーカーは山ほどある。それがアルミ筐体というのだから、高級感を求めるというのは酷というもの。

写真に撮れば、確かに高級には見える。見えるけど、触ってみれば削ぎ落としたデザインではあるものの、高級ではないことがよく解る。それは僅かに歪んでいる筐体だったり、ゴムでウヤムヤにしてしまう仕組みだったり、開ききる直前に僅かに「シュッ」と音を立てる液晶のヒンジだったり多岐にわたるのだが、それを求めるような価格ではないのも事実。ただ、高級っぽい幻想を購入前に抱かせるほど巧みなデザインであることも確かではある。

自分としては11インチで良かったと思っています。
13インチだったら、持て余していたかも。

おお、ファンクションキーがLion仕様になっている。

なお、初期不良交換用の個体は納期未定だそうで、「えっオンラインストアに24時間以内に出荷って書いてあるのに？」と聞いても、それはあくまで出荷タイミングであって、そこから何日で届くかは約束できないのだと言う。なので、交換用の個体が届くまでは、今この歪んだ個体を使っていていいのだそうで。となると、ここに一旦作業を環境を作ってしまって、Time Machineを使って交換後の個体に引っ越しするようにしようか。

説明書の「おめでとうございます。このMacはあなたのために作られたのです」って、初期不良時には逆効果だよね。

そういえばLionになってから、Mac購入後に最近お馴染みの、あのエキゾチックなオープニングムービーがなくなった。こうしてMacを導入するということがどんどんハレの出来事ではなくなってゆく。

【補足】
とか書いてたら交換用機体の納期の連絡があった。7/26AM着だって。うーん、さっきの「納期未定」からすると、思ったより早い。環境作る時間はないかな。悩むな。