Sony Tablet S

既に触られた方も多いと思いますが、私も先日ヨドバシでSony Tablet Sの方を触ってきました。after the iPadの製品であることは確かですが、Androidタブレットのシェアトップの座を本気で狙う日本の端末というのはどうなのか。いかんせん手に握るのも初めてで、あのくさび形フォルムが一体どうなのか、期待半分、不安半分でした。

触ってまず印象的だったのは、背面のプラスチックの感触。そして、滑り止めの凸加工の感触。ああ、もうこの時点でiPadとできるだけ違う土俵に立とうという意図が伝わってきます。ソニーは今回「みんなのタブレット」というコピーを展開していますが、確かにファミリーユースで酷使される端末なら、目指すところはテレビのリモコン並みの堅牢性だと思うんですよね。そういう意味でも高級感を割り切ってプラスチックの筐体にしたのはアリだと思います。

その一方で、考え過ぎじゃないかと思われるのがくさび形形状。便利な場合もある一方で、その形状を意識せざるを得ないこともある。トータルで考えてみると、使うときにくさび形に少なからず意識を持って行かれるという意味で、もう少しすんなり受け入れられる形状の方が良かったのではないでしょうか。

ただ、「1号機」にありがちな「メーカーの思い入れ」という意味では、微笑ましいと言ったら失礼かも知れませんが、どの製品にも少なからず見て取れるものだと思います。

ソフト面では、個人的には「DTCP-IP対応のDLNAクライアント」機能がキラーアプリなのですが、後日バージョンアップで対応とのこと。でもこの機能名じゃ何言っているか解りませんよね。要は、Torneや DLNA対応のブルーレイレコーダーや録画テレビののHDDに入っているコンテンツを、無線LAN経由で家中どこでも見られるという機能。DLNAと呼称されているうちはこの機能についてキャズム越えはないと思いますが、かといって「ブラビアリンク」などと言ってもDIGAとの互換性を切って捨てているようにも聞こえてしまうので(実際は互換性があるはず)、工夫が欲しいところです。

今回はSシリーズしか触れませんでしたが、ぜひ今度は2画面のPシリーズも弄ってみたい。むしろ、Pシリーズの方が本命なんじゃないかとすら思いますが、現時点ではPシリーズはdocomo縛り付き。まぁ近いうちにWiFiモデルも出ると確信していますが、その前にdocomoが複数回線保有者に対する現実的な料金プランを出してきてくれても良いです(笑)。

海外からは「iPadの類似品をiPadと同じような価格で買う意味はない」というような酷評も聞こえてきますが、それはタブレット端末自体が世に理解されていないことの何よりの表れ。だって「ポルシェとヒュンダイがあれば、他の車は要らない」という人は、そう多くないでしょう?

iPadには実は「できていないこと」がたくさんあります。それはアップルストア以外でのデモンストレーションの機会だったり、アップルストアと宅配便中心のサービス対応だったり、些細なところでユーザーをやや突き放す一面があるところなど。その辺に残念感を抱いているユーザーの気持ちを丁寧に汲んでいくことで、良いポジショニングが取れそうな気はします。

ソニーストア

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