PS VITA、PSPと比べるとすごく快適です。まずはキーボードが快適。PSPのキーボードはどうしてもカーソルボタン中心で入力せざるを得ない以上仕方ないのですが、何かの罰ゲームかって言うくらい面倒でした。これがタブレット機同様のタッチパネル入力になった、これだけでもうすごく快適。勿論、キーボードを繋いでいないPS3よりも快適です。
次に画面、PSPの液晶画面は色がアレだったり横縞が見えたり小さな不満があるものでしたが、PSVITAの有機ELディスプレイは本当に見やすい上に、解像度が高くて美しい。見ていて気持ちいいし、弄っていて楽しいです。普段iPhone 4の画面を見ていると、PSPの画面は見れたものではなかったのですが、PSVITAなら全然OKどころか、むしろ綺麗なくらいです。
電源制御も進化しており、スリープ中の電力消費が抑えられているような気がします。まだ長期で使っていないのでスリープ中の電力消費量の正確なところは何とも言えないのですが、ダウンロード中にスリープした場合でもダウンロードは可能な限り継続したあとディープスリープに入るなど、期待通りの動作です。
CPUも高速化されたことで、ネットワークアクセスも快適になりました。PSPだとWebページのレンダリングやスクリプト動作にしても一昔前のパソコンを使っているような重さがあり、ついiPhoneに触手が伸びてしまいましたが、VITAであれば投げ出したくなるような重さはありません。ただ、Webブラウズの操作感はスマホともPCとも違う独特なもの（Webページ側でVITA向けに最適化していると思われるページレイアウトを含めて）なので、使い慣れていないせいか「やっぱりPSで見た方が早い」ということは多々あります。
また、akoustamさん同様、「せっかくゲーム機としてハードウェアのボタンが沢山あるのですから、もっとこれが活用できたほうが」というのはまったく同感で、ちょっと画面タッチ操作に傾倒しすぎなのでは？というインターフェースが散見されます。
しかしこのVITAを活用するに当たって、PlayStation Network(PSN)のIDを本名から付けたデメリットが顕在化します。その辺については、次回。
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