開閉できなくなったスジの悪い設計の窓を修理

入居時に破損していた窓開閉機構は交換したのですが、住み始まってから壊れた浴室の窓の開閉機構を修理しました。

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破損した箇所は2カ所で、まず上の写真の赤丸部分。ここにレールを咥える小さなガイドパーツが付いている筈なんですが、折れて外れてしまいました。かなり応力がかかる部品なので、自作ではどうしようもない感じ。ヒンジ機構全体を交換することになりそうです。この部品がないと閉めるのに難儀します。

もう1つは上の写真にはないのですが、くるくるハンドルを回して開閉を行うギアボックス。内部のギアの歯が折れて空回りするようになってしまいました。

本来ならばサッシ屋さん(私の父もやっていましたが)に修理を頼むところですが、まぁ部品さえ入手できればこんなの自分でできるだろ、高所作業でもないし、と考え、部品を調査。部品はどうやら楽天のNORTH & WEST さんのところで入手できそうなのですが、いま家に付いている部品の型番が分からないため、欲しい部品を特定することができません。

一応、部品に刻印はあるんですが、販売ページにある部品番号そのものではないんですよね。YKK APに直接問い合わせをしてみたものの、「個人のお客様にお出しできる情報はありません」と塩対応されてしまいました。

仕方ないので、部品の寸法を入念に測って、販売ページで公開されている図面を参考に、部品を特定しました。以下の2点です。

・オペレーターハンドル(HH-3K-12137)(HH-3K-12137–2626)
・4バーヒンジ(HH-3K-12552)(HH-3K-12552–2626)

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ビニールに乗っているのが届いた部品。左端のがギアが折れたギアボックス(オペレーターハンドル)です。黒は廃番になってしまいグレーしか入手できませんでしたが、これは昨年リフォームした際にもリフォーム会社から黒は廃番と言われていたので想定の範囲内。ヒンジは外してしまうと窓が宙づりになってしまい危険なのでここでは並べて撮影できませんでした。

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交換は特に難しいところはありませんが、ヒンジを外すと窓が宙づりになってしまうので、窓を支える人とヒンジを交換する人の2人作業になります。

しかし、新しい部品を取り付けてみたものの、動くのは動くんですが、完全に閉まりません。あと2~3センチの隙間を残してギアボックスの方が締まりきってしまうのです。

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どこが悪いのかを調べた結果、上の写真の赤丸の箇所の剛性が失われていることが判明。何回か開閉しているうちに赤丸部分の金具を留めているネジが緩んでしまいます。どうもネジ穴が軽くバカになっている模様。

1サイズ大きなネジを見つけてくるのも面倒なので、時計修理用に買っておいたエポキシ接着剤でネジ穴ごと固めました。結果、キッチリ閉まるようになりました。

さて、今回の部品は2点で1.6万円かかりました。こうなってくると、窓全体ごと交換した方がいいような気がします。次故障したら窓ごと交換ですね。でもガラス込みで5万とか10万とかかかってしまうのかなぁ?

それにしてもYKK AP製品。YKKという会社自体は世界で名を馳せている一流企業だと思いますが、一方で製品自体には今回のようなおかしな設計が時々見られます。機構設計のスジが悪いというか、ちょっと汚れただけで開閉が困難になった上に破損までしてしまうような複雑な機構で、何を目指してるんでしょうか。期待値としては30年くらいメンテナンスフリーで動いて欲しいんですが。まぁ数あるYKK AP製品の中でこれを選択したのは積水ハウスなんでしょうけど。

NORTH & WEST / YKK AP たてすべり出し窓

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