2021年新春からまたおびただしい量の新作アニメが始まっていますが、とびっきりヤバいなと思ったのがこれ:
JK JC(c.v.雨宮天)が足の爪を切った臭いを嗅ぐアニメ、「明日(あけび)ちゃんのセーラー服」です。変にお母さんがその高ランク学校出身で裁縫ができてしまうために制服がモデルチェンジしたことに気がつかず、試験に合格した娘のためにセーラー服を縫ってあげた結果、その子(主人公)だけがひとりだけ古い制服=セーラー服で通うことになってしまうと言うお話です。
1話の手芸店でのセーラー服の生地の名前の表現がやたら詳しいところで「おかしい…」と感じたのですが、その違和感はシーンが進むにつれ増幅、この爪切りの臭いを嗅ぐシーンでピークとなります。
「スーパーカブ」も「JKの姿をした中身おっさん」の話でしたが、これはちょっと似てるようで違う感じ。穢れのないJCが、穢れのない友達に囲まれ、悪い人などいない世界でキラキラした学園生活を送るだけのアニメのはずなのに、なんなのこの「おっさんの見たい絵って、こういうのでしょう?」のオンパレードは…。はっきり言ってしまえば、穢れなきJCを隠れ蓑にした、エロシーンの全くないエロアニメと言ってもいいでしょう。何といってもTwitter検索で「明日ちゃんのセーラー服」で検索かけようとすると「気持ち悪い」がサジェスチョンされるくらいですからね。「終末のハーレム」がどストレートの誰が見てもエロアニメなのに対して、この表現手段は何なのか。数分ごとに作者の性癖を見せられているような…。
最近の高レベルアニメ(ハサウェイとか)と同じように、普通に作画したあとに光学エフェクトをかけているようです。この扉の向こうの光とか後工程のエフェクトらしいですね。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンを越えたとは言いませんが、第一話の川をジャンプしたあとの着地シーンはそれに迫る美しさだと思いました。このセーラー服の白三本とか、手描きでどうやって描いてるんや…。
キャラクターデザインはちょっとクセがある感じですが、作画の力点は「セーラー服」「光」「背景」にあります。なんか今期は他にも良いアニメがいっぱいあったはずなんですが、ちょっとこの昼間から堂々放映可能なエロアニメに度肝を抜かれた感じですね。
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