iFixit より先に Max Tech というところで MacStudio (M1 Ultra) の分解動画か公開されています。
ここ10年くらい、Macの内部構造は「Pro」が冠される製品を中心にかなり美しくなってきていますが、このMac StudioもProという呼称こそ付いていないものの、溜息が出るような内部構造です。専用パーツの嵐、徹底したEMI対策シールド等など。Appleが頭脳集団のハードワーカーというのは知っていますが、そういうのを横に置いておいても、こういうハードウエアを一度設計してみたかったなぁ…という憧れの感情も抱いてしまいます。普通は目に触れることのない内部のネジにカチオン電着塗装ネジを使えるなんて、ちょっと日本の電機メーカーでは到達し得ない思想です。この贅を尽くした内部構造を見たらエントリーモデル 249,800円 は納得でしょう。
分解したMac Studio は上位モデルの M1 Ultra 搭載機のようですが、CPUを両面から冷却する構造になっているのが新しいですね。少なくともIntel / AMD CPUだと両面で冷却されることはあてにされておらず、CPUクーラーにバックプレートがあってもそれはあくまで強度的な理由によるもの。一方でMac StudioのM1 Ultraではバックプレートにヒートパイプまで装備されており、裏面からも冷却を明確に意図したことが分かります。この効率の良さで静音性に一役買っているものと思います。
動画を見てたら登場したツールキット(下記iFixit Pro Tech Toolkit)が欲しくなってしまいましたが、吸盤と静電バンド以外はだいたい持ってるんですよね(;´Д`) でも一箇所にまとまってると使いやすそうだなぁと。本国は$69.95+送料 なので、為替レートを考えれば 8,250円ならむしろ安いくらいです。
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コメント
カチオン電着塗装したネジって意味あるんかいな?
ステンレスのネジの方が良くね?
完全に見た目だと思います!(笑
[…] そういえば3月にオーダーしていた iFixit Pro Tech Toolkit が、品切れ(在庫あるの確認して買ったのになぜだ)を経て4月上旬ごろ届いていました。 […]