横浜ガンダムDOCK TOWER撮影のガラス反射対策の最後の砦、サーキュラーPLフィルターを試してきました。今までレンズスカートや忍者レフ的なものは試していましたが、2枚ガラスであることと、ガラスに対しての撮影の角度が浅いことから効果はほとんどありませんでした。ではPLフィルターはどうでしょうか。
なお撮影条件ですが、太陽の位置はガンダムのほぼ正面、午前11時くらいです。PLフィルターの効果を出すためには光源の位置が重要です。ガラスに対して11時くらいの太陽の位置がいいのではないかと考えトライしました。
まずこれはPLフィルターの効果最小。
効果最大にします。この角度であればかなり効果が高いように思います。なお場所はドックタワーの5Fです。
ドックタワーの6Fに移動します。若干上から見下ろすようになるので、このように観覧場所の三角コーンと床が盛大にガラスに反射して映り込みます。二重ガラスなので、像も2つ映っています。
PLフィルターの効果を最大にします。完全に消えてはいないですが、まぁ薄くはなっています。
正面は効果の大小を試す時間がなかったので、効果最大のカットだけ。ガンダムの真上の空とか首筋のあたりに少し反射が残っていますが、まぁこれくらい反射が少なければ合格点なのではないかと思います。少し残った反射はレタッチで消せそうですし。
ドックタワーのスタッフは、1Fの誘導の比較的年齢が高めのおじさんは撮影のアドバイスや場所取りのノウハウを親切に教えてくれたのですが、いざ登ってみると5F/6Fの現地にいるスタッフの指示が、1Fで聞いた話と流れが違っていたり、やたら不平等だったり、本気で撮ろうとするとかなり運を天に任せる要素が高くなります。行列の先頭ならばある程度撮影できる絵は予想が付きますが、実は先頭に並んでいたのでは「ガンダムが上半身をドック側に向けたポーズ」は観覧者のローテーションのタイミングの都合で撮影できないのです。
具体的には、まず待機列の先頭に早めに並ぶと、最初に5Fに案内されます。10人ごとに、最初は5F、次の10人は6F、さらに次の10人は5F…という風に案内されます。案内された時点ではガンダムはドックに収納されていますので、先頭の10人は5F(ガンダムの胸の高さ)でガンダムがドックから出ていく演出を見ることになります。演出が終わると5Fと6F(ガンダムの頭の高さ)の観客の入れ替わりが行われます。次にガンダムがドックに戻る演出が始まり、最後に上半身がこっちに向いたポーズで終了します。このポーズは数分間しかありませんが、6Fに移った時点で「1人1分程度の撮影時間」で撮影場所をローテーションさせられますので、そのとき自分がそのベストポジションにいられるかどうかはほかのお客さんの動き次第な面があり、運なのです。
ちょっとうまく説明できていませんが、要は、同時にドックタワーには5F/6F合わせて40人程度が登りますが、その中でガンダムの目線をもらった撮影ができるのは、せいぜい4人(2組)程度だということです。確率10%です。
あと反射の件では、ほかのお客さんが白い服を着ているかどうかも結構支配的だったりします。映り込み要素で結構多いのは、ほかのお客さんの服なんですよね。こればっかりは自分ではどうしようもできませんし、ほかのお客さんがいなければ良いのですが、インバウンド需要が復活してきていますので、これから3月の会期終了に向かって今より空いた状態でドックタワーに登れることはないと思うのです。いい時間帯のチケットは軒並み2日前には売り切れてますし。
前回偶然にもガンダムの目線を貰って撮影できた際は、観客のローテーションがなく自由な場所で撮影できたのです。今の混み具合からすると、もうローテーションなしで観られる天気の良い日はないでしょう。
そんな訳で、ドックタワーに関しては、自分はやるべきことはすべてやりきり、限界も見えました。もう思い残すことはありません。会期は残り3ヶ月、タワーに登るのは今回が最後かと思います。
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