私にとって夏の風物詩になりつつありますが、サウンドピーツ社から「今年も一丁頼むぜ」(意訳)と、新しいイヤホンが送られてきました。Air 5 Proです。昨年レビューした Air 5 のカナル版、すなわち Apple の AirPods に対する AirPods Pro の立ち位置に見えますが、装着感はカナル型とはちょっと違いました。詳しくは後述します。
色はブラックとホワイトがありますが、今回提供いただいたのはホワイトです。パールホワイトのケースの質感は、Air 5 から大きく変わったようには見えません。Apple AirPods とはわずかに異なるパール系の質感が特徴です。
説明書は例によって蓋の裏側に入っています。
Hear Your Imagination あらため Hear Your difference のロゴは蓋を開けないと見えないところに微妙に移動しましたが、蓋を閉めても僅かに見えて中途半端感があるので、微調整した方がいいと思いました。
昨年くらいから現れた謎のパンダ風の生き物も健在。ステッカーになっています。この謎キャラ、他では見ないので絶対パソコンとかに貼ったら目印に最適な気がする…。
製品トレイの下にはUSBケーブルと、大きさ違いのイヤーチップが入っています。
本体底面の USB-C 端子と、Bluetoothペアリングボタンです。ケースはワイヤレス充電には対応しておりませんので、必ず USB-C で充電する必要があります。
ケース側の充電端子の位置です。
本体側の充電端子の位置です。
ワックスガードは金属製に見えます。音質への影響はどうでしょうか。とはいってもこの金属のガード込みで音質が設計されているはずで、これを外すことはできないので比べようがないのですが。
スマホアプリは「PeatsAudio」です。当初古いバージョンの「SOUNDPEATS」アプリを起動してしまい、そちらでもAir 5 Pro が認識できてしまうことから気が付かなかったのですが、どうにも微妙に動作がおかしい。現行のアプリは「PeatsAudio」だということに気がついて解決しました。
細かくイコライジングもできるのですが、サウンドモードが豊富に用意されているのでこの中から選んだ方が手っ取り早いです。昨年レビューした Air 5 は 9種類のサウンドモードでしたが、当機種では12種類に増えています。
様々なイコライジングで試聴してみると、平均的には分厚いサウンドだなと感じました。繊細さより押しの強さ。ボーカルが強く、明瞭です。料理で例えるならアメリカンな1ポンドステーキみたいな音、とでも言いましょうか。AirPods などと同じで、これだけ聞いている分には不満はありません。
ノイズキャンセリングはソニーなどの「世界最高レベル」と比較するとワンランク~ツーランクくらい控えめなのですが、価格を考えれば妥当です。
装着感はカナル型ともまた異なる独特なもの。ただし耳から取り出すたびに薄型軽量のイヤーチップが裏返ってしまうのがイマイチに感じました。もう少し厚い素材で作れば良さそうですが、耳への挿入感の軽さを優先しているのでしょうか。但しこれを装着して歩いた時の「びよんびよん」音が小さいのは、もしかするとイヤーチップの薄さが寄与しているのかもしれません。
コメント
いつも楽しく拝見させていただいております。
文中のHear Your Imagination のロゴではなく
Hear the differenceとロゴがあるように見えますが?
ご指摘ありがとうございます。修正しました。