今まで車用のチャージャーは Anker PowerDrive PD 2(20W USB-C + 12W USB-A)を使っていました。iPhone 16 Pro までは充電が公式には 20W アダプタがあれば良いということになっていたのでこれで良かったんですが、iPhone 17 Pro は40W のアダプタだとさらに高速充電できるということで気が気でなりません。
ちょっとここで話の前提なのですが、以下の話には V(ボルト)と W(ワット)が混在します。W = V x A(アンペア)ですが、USB-C PD規格では V も A もいくつかのパターンがあり、その組み合わせ(掛け算)で W が決まるようになっています。
ちょっと見えにくいですが、測ってみると18W(8.4V x 2.2A)しか出ていません。これでも十分速いのですが、もうちょっと頑張れないかと。
そこで、iPhone 相手に 40W を出力できるカーチャージャーを探したのですがメジャーどころの製品にはありませんでした。ANKER とか、iPhone 相手だと 9V までしか出しませんって公言されてる製品が多いんですよね。9V だと最大 27W 止まりが規格の限界。15V ないし 20V を出せるアダプタを…と探してみても、そもそも車側のバッテリーが 12Vですから 15V とか 20V を出そうと思ったら昇圧(D/Dコンバート)しないといけないんですね。
そんな中、45W出せるアダプタを見つけました。iPhone に対する出力制限は不明なのですが、少なくとも他の製品のように 9V に制限されているという記載はありません。
Anker Nano Car Charger (75W, 巻取り式 USB-Cケーブル)です。コードリールで USB-C 45W と、USB-C端子で 30Wが出せる2ポート構造です。
寸法もコードリール内蔵ながら左右幅は今までと変わりなく、いつも横に置いているメガネケースとの干渉もありません。
iPhone 17 Pro で出ました!15V 給電(30W充電)。ただこの時は iPhone のバッテリー残量が54%だったのでこれくらいだったのかもしれません。iPhone のバッテリーを減らして 40W~45W が出るか試したいのですが、新しいiPhoneはバッテリーがなかなか減らず……。
ケーブルを短く出せるので、先日取り付けた CLEARMOUNTS との相性もいい感じです。
iPhone のバッテリーが減ったら、もっとワット数が上がるのか試して追記したいと思います。
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