今日改めて「最後のソニー製MD機器が3月に出荷終了」との話題が出ていたが、はて?そんなニュースがあったかなと見返してみたら、1/31にソニーからリリースが出ていた。1/31といえば私はCP+フィーバーの真っ最中だったので、見落としていたのだと思う。
その最後のソニー製MD機器は、CMT-M35WM というミニコンポ。立派なことに、カセットテープの録音再生にも対応している。レビューでは概ね「普通に使いやすい」「付属のスピーカーの特性が中音域中心」という評価のようだ。これが2万円台前半で買えるのだから恐ろしいが、出荷終了のニュースを受けネットでの価格はジワジワ上昇が始まっているようだ。
ではソニーが終わると他社含めて全部終わりなのか?と言うと、そんなことはない。ONKYO の X-N7XX ほか、同社から数機種が販売中である。カセットデッキは内蔵されていないが、MDから汎用USBメモリへのダビングもできるので、PCレスでのMDのデータ化にも便利。これがおそらく国内メーカー最後のMD機器になるので、需要が集中して意外と息が長く売られるのではないだろうか。もしかすると今後モデルチェンジもあったりして。
それと出荷終了と修理不可もまた別問題。CMT-M35WM を確保しておくという選択肢の他に、手持ちのMD機器を修理して使い続けるという手もある。ただし、メーカーが経済産業省から受けている修理部品最低保有期限はものにより6~8年。修理して使えばいいやと思っていたら、もう買ってから8年経っていた!というケースも多いだろうと思う。(但し8年過ぎたらすぐダメという訳でもないので、諦めずにメーカーに相談されることをお勧めする。)
私はといえば手元には3台(カーステレオ合わせると4台)のMD機器があるが、うち2台は再生専用で、残りの録音可能な2台のうち1台はMDLPに非対応だ。いずれもいつ故障してもおかしくないほど古い機器である。自分の分の録音済みMDのMP3/AAC化は完了している(はずだ)が、ツマはどうだろうか。
困るのはむしろカセットテープ。録音済みテープのデータ化目的で独身時代に買ったSONY TC-KA3ESはほとんど稼働しないまま今に至る。これ、調べてみたら発売は1995年。私が買ったのは90年代後半だと記憶しているが、最初の出荷からだと18年経ってるのか…。軸受けにサファイアを使っているとか、クローズドループ・デュアルキャプスタン方式とか、ソルボセインによるカセットハーフスタビライザーとか、今の人には訳わからないだろうと思う。
さすがにカセットテープ再生機はもう少し出荷は続くだろうけど、テープはメディアの方が劣化するから、時間作って何とかしないとなぁ。
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コメント
MDコンポより、単品ハイコンポのTC-KA3ESにひかれました。
兄貴の影響で、AV機器に興味を持ち、
ミニコンポを親に買ってもらい、
就職してから、少しずつ揃えたのを思い出しました。
独身貴族の頃ですが、なかなかいい買い物をした。
とは言えなかったです。
それなりに下調べしてから、買ったはずなんですけどね(^^;
若さ故の過ちでしょうかw
ではでは。
オーディオ・ビジュアルは
「いいものを見てしまう、聴いてしまう」
とダメですね(笑