高画素化が進んだFoveonは、ベイヤーと区別が付かない———。
そう頭では解っていても、あのSIGMA SD1の画質をコンパクトデジカメ(よりは少し大きいけど)サイズに納めてしまったDP Merrillシリーズは、やはり使ってみたいカメラの1つ。
自分の用途にカメラが合致するか吟味するのは至極まっとうな買い方だが、私にとってのDPシリーズはその逆で、このカメラで一体どんな世界が見られるんだろうという好奇心。撮れる絵は後から考える。今持っているDP2xの使い方も概ねそんな感じ。ここ一番の勝負を任せられるカメラではないけど、不思議と持ち出したくなる。撮ってきた後の現像は恐ろしく面倒だけど、歩留まりの悪い中に宝石を見いだしてニヤニヤする。
今年1月にキャッシュバックプログラムが発表されたことで踏ん切りが付き、DP2 Merrillを狙ってはいたのだが、DP3 Merrillが出て正直迷った。これ、マクロモードが付いてる。DP2xのように、クローズアップレンズを付けたり外したりしなくていいんだ…。それはいいなぁ。
その一方で、35mm判換算75mmの単焦点レンズ一本で何かと勝負を賭けるのは、いくらなんでもストイックすぎると思う。やはり DP1 Merrill や DP2 Merrill にも主役を張れるだけの存在感はあるので、どれを選んでも外れはないけど、どれか1台選べというのは相当に難しい問題だ。
DP3の75mm画角の圧縮感やマクロも捨てがたいけど、DP1の開放感ある画角でのFoveon画質もいいだろうなぁ。もちろん日常的にはDP2の画角が王道だ。
うーむ、悩む…
…
…
…
という訳で、どーん!
迷ったら、両方(ぉ
「迷ったら全部」じゃないのか!とは突っ込まないで頂きたい。いやほんと、DP2xを種にすると合計8万円のキャッシュバックがあるとは言え、コンプリートはさすがにムリ。ただ、キャッシュバック額の大きさが「両方」の背中を押したのは確か。ほとぼりが冷めてからDP2xを手放すとするならば、1台分強で2台買えちゃう計算。SIGMAのキャッシュバックプログラム恐るべし。
DP3 Merrill
なお、キャッシュバック対象購入期限は6/2まで。
コメント