WWDC雑感 OS X Mavericks & iOS 7編

昨日のハードウエア編に続いて、OS X Mavericks & iOS 7編を書きます。

Mavericksってカリフォルニアの地名らしいですが、この路線で行けば当面は命名の枯渇はなさそうですね。カッコイイ響きですし、いいと思います。

公表された主な改善点としては、

– 全画面アプリがマルチディスプレイ環境のメイン以外のモニタでも使用可能に
– Finderのタブ化
– ファイルへのタグ付けによる検索性向上
– KeyChain が iCloud Keychain として復活
– バックグラウンドタスクの小休止期間を束ねて省電力化する Timer Coalescing

あたりでしょうか。ほか、iOS同様の地図アプリの単体実装とか、カレンダーの機能強化、iBooksの既読位置のiOSデバイスとの連携など、アプリケーションレベルでの改善も多々あるようです。iOS 7もそうですが、デザインも現実世界のメタファーをやめて、よりデジタル機器らしくなりましたね。

ちょっとよく解らないのが「ファイルへのタグ付けによる検索性向上」で、このタグってユーザーが入力するんですよね? 現在のSpotlight検索と、各ファイルのプロパティのメモ欄の組合せを、形を変えて再構成してきたものでしょうか?

OS X側の地図アプリで検索したルートをiOSデバイスに転送できる機能はかなり実用的。これでまたカーナビの立場が辛くなってしまいました。私の車にもカーナビは付いていますが、最近は車のカーナビとiOSのナビを併用することが多くなりました。だって検索ラクだし、周辺情報も掴みやすいし…。

ios7

一方でiOS 7、まず目に付くのは大胆なデザイン変更ですが、もはや現実の文房具等をメタファーにしなくてもそろそろいいだろう、というスタンスはOS X Mavericks で刷新されたアプリと同じ考え方。デジタル機器にはそれ相応の表現方法がある、という点には深く同意しますが、一方で、画面上のどこが押せる箇所で、どこが表示しているだけなのか、というのがぱっと見分かりにくくなった印象はあります。

Safariの検索とURL欄が(デスクトップ版のSafariのように)統合された上、さらにiPhone内の検索(ホーム画面を右にスワイプ)とまで統合されたのは、ちょっと人前で使う場合に困る場合はないのかな?という懸念もなくはないですが、まぁ期待の先を行っている印象。

地味に嬉しいのは従来の「ホームボタン2度押し」に代わって「下から上にスワイプ」することになった「Control Center」ですね。待望の「Wi-Fi ON/OFFボタン」が付きました。これはAndroidに対して羨ましく思っていた部分なので嬉しいです。Control Centerには左下にまさかの「懐中電灯」まで装備しているようで、懐中電灯アプリの作者さんにおかれましてはご愁傷様ですとしか言いようがありません。

この新しいiOSからiPhone 5Sを占うのは難しいですね。新しいデザインガイドラインではアプリ開発者に対して画面サイズによらずオブジェクトを正しく配置できるよう要求しているようですが、これはもしかすると従来より中途半端な画面サイズのiPhoneが出ることを示唆しているのかも知れません。

一つ言えるのは、「Control Center」がホームボタンの2度押しをしなくて良くなったので、これで「ホームボタンのタッチボタン化」への敷居が低くなったと言うことでしょうか。タッチ式ボタンの2度押しとチャタリング(意図しない2度押し)の判定は難しいものがあるでしょうから、いっそのこと「2度押ししなくて済むようにUIを変更」と言うことなのかも知れません。iPhoneのホームボタンは故障箇所として有名ですから、メカニカルスイッチを排する可能性は高いと思います。もしかすると「防水iPhone」への布石かも知れませんね。

バックグラウンドでにアプリ動作を全アプリに解放するというのも気になるところで、いくら「バッテリー消費に影響がないようにする」と言われてもにわかには信じられません。これはハードウエアレベルでの対策がされ、「iPhone 5Sを使った場合には」という前置詞が付く気もします。

ところでiOS 7では細いフォントと共に虹色がイメージカラーとして使われていますが、あれは半透過になったレイヤ下のグラフィクスを表しているのではないかと思いました。

とりあえずはこんなところです。

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