一脚が壊れた。
いま使っている一脚。2007年にPanasonicのビデオカメラ HDC-SD3を買ったときに貰ったものだが、メーカー、型番ともに不明。おそらくSlikのエントリークラスだと思うが…
実は一番細い部分のロックがダメになってきてしまい、ロックを締めていてもちょっと荷重がかかるとロックがスリック、もといスリップして脚が縮むようになってしまった。
望遠レンズを覗いてるときとかに突然縮むと心臓に宜しくない。
高級な一脚だと緩んだときに調整できる仕組みが備わっているのだが、カメラのオマケに付いてくるようなクラスでは残念ながら大気圏を突破できるような性能 そのような機能はない。
という訳で、新しい一脚を購入。ベルボンのウルトラスティックスーパー8(写真中央)。
選択基準は、
・ベルボン、スリック、マンフロット、ジッツオのいずれか
・縮み長 400mm以下(カメラバッグに入れたい)
・伸張時 1550mm以上(撮影時にかがみたくない)
これらを満たすのはベルボンのウルトラスティック・シリーズのスーパー8、R50、V50、L50の4種類しかなかった。どれでも良かったのだが、折角買うなら最新設計のものにしようかと「スーパー8」を選択。なんと8本のパイプから成り、伸縮比は6倍もある。
脚の伸縮はベルボンが特許を保有する「ウルトラロック」方式で固定されている。全体を捻ることで伸縮箇所が緩んだりロックされたりする仕組み。この方式を使った三脚もあるが、ウルトラロック方式の製品を自分で買って使ってみるのは初めて。
一段目のロック/ロック解除は中央のスポンジが付いたリング部を持って捻る。2段目以下は脚の先端(ゴム足)部分を持って捻る。
最大限伸ばしても今まで使っていた一脚より短いが、それでも156cmあるので、小さい自由雲台を付けた状態でカメラを載せて身長185cmの私にアイレベルがピッタリ。
縮めれば小型のカメラバッグ「レトロスペクティブ7」のフロントポケットにすら入ってしまう。
本体はアルミ製、台座部分はマグネシウム製。8段もあるのでちょっと重い(347gある)が、耐荷重が3kgもある一脚なので意外なほど造りはしっかりしている。メーカーによると200mm F2.8級のレンズまで想定しているようだ。
雲台は手持ちのQHD-33(台座径33mm、耐荷重2kg)を載せてみたが、雲台側の締め付けツマミが一脚の台座に干渉スレスレなので、QHD-43(台座径38mm、耐荷重3kg)の方が合っていると思う。
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