ドコモの648円のiPhone 7の件について

いまドコモで、学生向けに基本料が1年間280円/月になるキャンペーンをやっていますよね。

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大抵こういうのって、SPモード(iモード)やシェアオプションが別料金だったりするのですが、これは本当に280円(+税)というのがすごい。

いまムスメのケータイは、いわゆるガラケー(月額料金1,100円ほど)と、iPhone 5s(0 SIM使用で月額利用料0円)の2台持ち体制。実はムスメが進学する高校では持ち込むケータイを登録する必要があるらしく、2台登録できるのかな?どんな携帯マニアだよ、と思っていたところ、ドコモの280円にはかなり心が揺れた次第。

もちろん280円は初年度だけで、2年目以降は1,700円くらいにはなってしまうのですが、2台持ちも面倒だろうと。iPhone 5s自体は先日バッテリー膨張で本体交換されたものでまだ数年は使える印象。

でもそんなとき、ドコモからDMが届くわけですよ。

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iPhone 7が648円。
648円/月じゃないですよ。本当に648円。

280円のインパクトもすごかったですが、こっちはもっとすごい。

カラクリですが、まず購入時に現金で82,296円払います。その後毎月の利用料から3,402円×24回の割引が行われ、結果として差額の648円で買えることになる…という計算。

と こ ろ が で す ね。

これを前述のムスメのようなケースでやろうとすると、元々月額利用料が280円(初年度)~1,780円(2年目)しかありませんので、毎月の利用料から3,402円×24回を引き切れないんですよ。

結果、実質割引額を自動的に放棄することになり、大して安くもない値段でiPhoneを買ったのと同じことになってしまうわけです。

学割でなくても、ドコモにMNPしたときとか、スマホデビューしたときとか、ただですら様々な割引施策が展開されているので、3,402円×24回を引き切るためにはそれなりに高額なプランで基本料を組む必要があり、本来の目的を見失ってしまう状態になりかねません。

まぁ世の中、どこから原資が出ているかということに思いを馳せれば、そんなにうまい話が転がっているわけはないという当たり前の結論に帰依します。

【追記】2018.3.7
コメントにて「一括の場合は本当に648円である」という情報を頂きました。確かにFOMAからの機種変であることや、12ヶ月以上の同一機種を使用するなどの制限事項はありますが、毎月還元されるわけではないようです。

 

コメント

  1. のき より:

    はじめまして
    写真でははっきり全て読めませんが、”実質”ではなく”一括”なので月額料金から割引するものではないと思いますよ。一括はその金額を払ってお終いです。
    ただし、端末購入サポートのようなので解約のタイミングでは高額な解約金はかかるはずですが。

    最近は総務省のお達しで案件がなくなりつつありますが、
    今でも他社なら一括0円で端末購入サポートのような契約が無い、
    端末代が本当に無料で月額料からも割引があるものがありますよ。
    多くの人が知らないのかもしれませんが、実質って唄っているものや一括で端末サポートなどは言い方を変えると定価販売で、一括はかなりお安いものです。
    かつては2年間の総費用よりキャッシュバックを考えるとプラスになることもありました

  2. Kumadigital より:

    ご指摘ありがとうございます。どうも調べてみたらその通りっぽいですね!あとで本文訂正しておきます。

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