10年目に(たまたま)得た知見

未曾有の事態を招いた2011.3.11から10年経ちました。当時の記憶は当時のブログの記事にあるからあえて書きません。

上記は当時の日経電子版のスクショ。

しかしその後、10年という気味が悪いほどキリのいいタイミングで、先月の2月13日にまた東北で大きな地震がありましたね。実はその日の昼はむっちーと会って美味い牛を食べていたのですが、その夜に現地東北に仕事のために滞在していたところ、M7.3/震度6強という地震を体験する羽目になりました。そこで人生初めての「6強」を体験して、得た知見がありました。

それは、よく地震の時は机の下に潜れ、なんて避難訓練をやっている会社があると思いますが、実際深度6強レベルになると机の下に潜るのは逆に危険です。というのも、机自体が何十センチという単位で右に左に動くので、机に轢かれます。しかし潜らないでいると、上から照明やら天井やらが落ちてきますので、それはそれで危険。

そのとき深夜にも関わらずたまたま職場にいた人に聞いた話では、「2m先にヘルメットがあるのは分かっていたが、2m先まで移動できないくらい揺れた」そうです。間違いなく言えるのは、決め打ちの対策は宜しくないし、実行不可能だと言うことです。国民に広く指導するための施策としては「机の下に潜れ」が最適解なのかも知れませんが、個々人レベルで考えられる人は、少し考えた方が良いです。

ヘルメットにも手が届かない、机は何十センチ単位で動く、停電はする、天井や照明は落ちてくる。ここでケガをしたいためにはどうしたら良いか、正直、汎用的な解はありません。五感をフル動員して、四方八方から来る脅威から身を守るしかないのです。

地震の予知は現在の科学力ではほぼ不可能と言われていますが、個人的には季節の変わり目とか、昼夜の寒暖差が大きくなった日に大地震が発生しやすいような印象を持っています。実際、そこに着眼した論文の発表などもあるようです。とはいえ、寒暖差の大きい日はそう珍しいことでもないので、寒暖差が大きいからと言って気を張っていることも難しいのですが、大地震を体験してから答え合わせをしてみると「寒暖差があったなぁ」とか「季節の変わり目だったなぁ」と感じる日が多いように思います。

大地震は来るわ、放射能は漏れるわ、疫病は流行るわで、本当に生きているだけで大変な世の中になったものだと思います。関東あたりだと現状、このなかで日々実感するのは疫病(COVID-19)くらいかと思いますが、東北の現地に住んでいる人だとこの三重苦に当たっている人は珍しくなく、生まれ育った愛着のある場所とか言っていないで、住むところを真剣に考えた方がQOL(人生の質)が上がるんじゃないの?とも思います。しかし引っ越したところで今と同じ生活が再建できる保証もないので、そうも行かないんでしょうね。

現地でこの三重苦に当たっている人の多くは、とても気持ちが優しい印象を受けます。自分の力ではねじ伏せられない脅威に晒されて、驕ることがいかに無意味で小さいことか分かっているのかも知れません。

 

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