M1 iMac フルスイングで28.6万円と予想

iMacがM1になりました。まずは小画面の下位モデルのみ。従来の21.5インチから24インチになりましたが、狭額縁化によって筐体の幅は従来のサイズからさほど大きくなっていないとのこと。

目を引くのはやはり薄さ。この薄さを達成するために、安直な方法ですが電源部が分離されました。いままで電源が分離されたデスクトップMacと言えば「20thアニバーサリーMac」か「G4 Cube」「初代Mac mini」がありますが、どちらかと言えばキワモノ的印象。しかし今回はメインストリームのiMacに入れてきたので、おそらくさほどキワモノ扱いの要素にはならないでしょう。しかし有線LAN端子をACアダプタ側に入れてきたのは挑戦的。本体とACアダプタの間の通信がどうなっているかが気になります。電源に重畳してGbEとかできるんでしたっけ…?

電源が本体から分離しているといいこともあって、iMacの故障原因の何割かを占める電源ユニットが外付けと言うことは、修理が簡単と言うことですね。本体の電源接続部分はMagSafeらしいですが、バッテリーを内蔵していないiMacでそんなに簡単に電源が抜ける構造にして大丈夫なんでしょうか。最近のソフトウエアは随時作業状態をストレージにスナップショットしているものが多いので突然のフリーズや電源断でも意外と作成しているものが残っていたりはしますが、それでも全部ではありません。そこに頼ってしまって良い、という判断なのでしょうか。

 

正面から見て、リンゴマークがなくなったのは意外でした。どういう趣旨なのか興味があります。マウスもキーボードも本体と色を揃えてあり、販売店在庫泣かせですねこれ…。在庫と言えばブラウン管時代のカラフルなiMacは、確か全色ワンセットでないと販売店に卸さなかったんですよね? 店頭での色の並び順も指定があったとか聞きましたが、この24inch iMacを7色置ける販売店は限られますよね。MacBook だって全色置いていない店もあるのに。

 

側面を見ると左側にヘッドホンジャックのようなものが見えますね。M1 MacBook Airにも残されているので、テレワーク時代には削れない端子だったのでしょう。これiPhoneではとっくの昔に廃止したので、Appleが一番削りたい端子だと思うんですけどね。

スタンドの形状が変更になり、脚(机への接地面)が後方に向かっても少しだけ伸びています。これにより、少し後方に転倒しにくくなったのではないかと思います。本体の支点がすごく低い位置に来ていますね。電源もHDDも入っていないので、奮発したというスピーカーモジュールが結構重いのでしょうか。

 

スペックと価格を見てみましょう。基本モデルはメモリ8GB/SSD 256GB構成でGPU7コアで154,800円、8コアで177,800円です。SSDの1TB、2TBおよび、メインメモリの16GBはCTOで選べるようです。但し、SSD 2TBはGPU8コアモデルでしか選べないようです。

SSD/メモリ増量の価格ですが、M1 MacBookシリーズの価格を踏襲するのであれば、SSDは1TBあたり 44,000円(税込)、512GB→2TBだと 66,000円(税込み)メインメモリは+8GBで 22,000円(税込)とすると、フルスイングモデル(16GB/2TB)の価格は 286,000円(税込)となろうかと思います。

7コアモデルはUSBポートの数が少ないのと、キーボードに Touch ID がないのが注意ですが、他にもACアダプタに有線LAN端子がない点にも注意です。そういえば Touch IDってキーボードよりむしろ、マウスに欲しくないですか…?

しかしM1がリリースされてから半年以上、いまだGPU7コアモデルが存在するってどういうことなんですかね。歩留まり改善とかしないのでしょうか。もしかするとそういうのは日本人特有の感覚で、アップルは一度作り出したら改善はしないのかも知れませんね。

秋に32インチ版が登場すると噂されています。そちらはおそらく従来の27インチモデルと同様、ハードウエア面で小画面モデルとは差を付けてくるはずで、メインメモリも16GB以上乗せられる新アーキテクチャで来るのではないかと思います。

自分のメイン機の iMac 27 Late 2012 は BigSur こそ非対応ですが、Core i7/3.4GHzだしFusion Driveだしまだまだいけるよ!と思ってはいたんですが、MacBook Air M1と比較すると「こんなに遅かったのか」と愕然としますね。隙あらば(何の隙だよ)買い換えたいところですが、画面サイズは27→24にダウングレードしても良いんですが、メモリは32GBは欲しいですねぇ…。アーキテクチャが一つ進んで、32GB搭載可能になったら考えますかね。色は、いまある色の中からだったらブルーか、パープルですかね。

コメント

  1. QS より:

    冒頭の写真、6色リンゴと同じ色かつ同じ順番で並んでいるところが感慨深いですね。
    初代iMacのコンセプトに立ち戻って再登場とは意外でした。
    私も同じく24inchでもいいのですがメモリは32GB欲しいところです。
    しかし未だFW800接続のストレージを含め周辺機器総取っ替えに予算が・・・

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