出て歩くなと言われると自ずと家の中でブツ撮りの機会が増えます。室内光で撮るにしても外光取り込みで撮るにしてもホワイトバランスを合わせるのは案外しんどく、グレーカードを買いました。え、今まで使ってなかったの?というツッコミもあろうかとは思いますが、使ってなかったんです。もう20年以上デジカメ使ってるのに。
そんなわけで定番、銀一のシルクグレーカードです。何がシルクかって、シルクスクリーン印刷の紙だからです。色のつぶつぶが見えにくいので偽色が付きにくいのだろうと思っています。
Ver.2というのは銀一の最新の知見が入っているもので、銀一の説明文を借りれば「旧製品は反射率18%グレーのみの片面印刷でしたが、本製品は裏面にデジタルカメラ、デジタルビデオカメラのホワイトバランス設定に最適な反射率約50%のライトグレーをグレー面同様にシルクスクリーンにて印刷し、用途の幅を広げています」 とのこと。
よって、18%グレー/50%グレーがそれぞれ片面ずつに印刷された厚手の紙が2枚(合計4面)入っています。
早速50%の方を使ってみましたが、確かにこれは正確。LEDミックス光の環境下でも僅かな色転びがスパッとなくなりました。
キヤノン機で使う場合はこのグレーカードを一度撮影した上で、その画像を「MWB画像選択」で選びます。画像はピンボケの方が精度が出るようです。するとそれを基準にホワイトバランスをセットしてくれる訳なのですが、注意が必要なのは撮影時の大きさ。ミラー付きのEOSだと画面の中央付近にこのグレーカードが映っていればOKだったのに対して、ミラーレスEOSやコンデジだと画面一杯にこの紙が写っている必要があるようなのです。
これは単なる紙なので自由にカットすることができますが、おそらく影になるのは良くないので、カットして使うにしても影が入らずに画面一杯写せるだけの大きさは必要そうです。ある程度の大きさにしておかないと、ミラーレス機では使いにくいかも知れません。
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[…] 高演色LEDライト+シルクグレイカードで撮影時に簡単に正確な色が出ますね。よきよき。 […]