EOS R5/R6の比較的大型なFirmware Updateが来ました。
内容は以下の通り:
- ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する、頭部検出性能の向上を図りました。
- [AF]タブの[検出する被写体]に[乗り物優先]を追加し、モータースポーツにおける車・バイクの検出に対応しました。ドライバーやライダーのヘルメットを検出する[スポット検出]も設定可能です。
※一般の乗用車、商用車、バイクは検出できない場合があります。また、車、バイク ではない被写体に対して乗り物と検出する場合もあります。 - 瞳検出時に顔の中に陰影があるとき、前髪が目にかかっているときなどにおける検出性能の向上を図りました。
- 人物の胴体検出に対応しました。瞳や顔、頭部が隠れたり検出できなくなったときに、胴体を検出して粘り強くトラッキングを継続します。
- 静止画撮影時にクイック設定画面からMWB(マニュアルホワイトバランス)データの取り込みが可能になりました。
- FTP転送時にマルチコントローラーの中央押し操作で、画像を誤って転送してしまうことを防止するため、中央押し操作を廃止しました。
- EOS Utilityでのリモート撮影の際、カードを2枚入れたときの記録方法の設定、記録するカードの選択が可能となりました。
- [撮影画面表示設定]の[なめらかさ優先]に[フレームレート低下抑制]を追加しました。暗い場所でもフレームレートの低下を抑えた撮影画面表示が可能になりました。
- 「FTPサーバー」-「パッシブモード」の初期値を「使う」に変更しました。
- FTP転送時の動作安定性を改善しました。
- 一部のIS非搭載EFレンズを使用した際のボディー内手ブレ補正の制御を最適化しました。
- Canon Logでの動画記録において、明るい被写体のエッジ部周辺にノイズが発生することがある現象を修正しました。
早速アップデートしました。確かにマニュアルホワイトバランス設定のクイック設定画面から直接サンプル画像が撮れるようになっています。今までは一度普通に撮影してからメニューを辿っていかないと指定できなかったので、これはかなり楽になりました。でもここまでやってくれるなら、ソニーみたいに撮影せずにホワイトバランスを取り込んでほしいのですが、なぜできないのか…。
ファインダーの「なめらかさ優先」表示で視野が暗い時に発生するフレームレートの低下処理を行わないようにする設定。普通に見られるので、むしろなぜ今までフレームレートを低下させていた…?というのが気になります。(ノイズもそんなに増える気がしません。)
アップデート操作は「進捗0%」のところが時間が長かったので、すわ失敗したかと思ったのですが、長い時間をかけて終わりました。今までのEOSより時間がかかる印象がありますね。それだけ大規模なアップデートだったということでしょうね。
コメント
[…] クマデジさんがいろいろ検証されていたので、mono-logueではざっくり試してみました。 […]