ワルキューレ5人のアクキーは、何枚買えば揃うのか(答:12枚)

ワルキューレのコンサートグッズに、こういう凶悪な販売方法のものがありますが、

何が凶悪かって、1枚800円もするのに、中身が開示されていないことなんですよね。こういった売り方はワルキューレ固有のものではありませんが、不良在庫を抱えるリスクが劇的に下がるとはいえ、そのしわ寄せを一方的に客に押しつけているのは面白くありません。

一体この商品を5種類コンプしようと思ったら、何枚買えば揃うのでしょうか。5種類が均等にばらけているとして、何枚買えば揃うか期待値を計算してみます。

1枚目で任意の1枚目が出る確率\(P_1\)は100%(期待値 \(\displaystyle E_1 = \frac{1}{P_2} = 1\) )です。まぁこれは当然。そうでなければ製造不良です。

次に1枚目で出ていない2枚目が出る確率 \(P_2\) は、\(\displaystyle P_2=\frac{4}{5}\) なので期待値 \(E_2\) は \(\displaystyle E_2 = E_1+\frac{1}{P_2} = 2.25\) となります。

次に今まで出た2枚ではない任意の3枚目が出る確率 \(P_3\) は、\(\displaystyle P_3=\frac{3}{5}\) なので期待値 \(E_3\) は \(\displaystyle E_3 = E_2+\frac{1}{P_3} = 3.92\) となります。

同様に今まで出た3枚でない任意の4枚目が出る確率 \(P_4\) は、\(\displaystyle P_4=\frac{2}{5}\) なので期待値 \(E_4\) は \(\displaystyle E_4 = E_3+\frac{1}{P_4} = 6.42\) となります。

最後に今まで出た4枚でない5枚目が出る確率 \(P_5\) は、\(\displaystyle P_5=\frac{1}{5}\) なので期待値 \(E_5\) は \(\displaystyle E_5 = E_4+\frac{1}{P_5} = 11.42\) となります。

つまり、期待値としては12枚買えばまぁ5種類は揃うでしょう、ということになります。意外と枚数が必要だという印象はないでしょうか? あとはそんなに買わなくてもメルカリ・ヤフオクとかで揃わなかった分を補充するとかですかね。

 

ちなみに、5種類を2セットコンプしようと思ったら何枚買えば良いのでしょうか。

12枚買った段階で5種類コンプできたとして、7枚余ります。この7枚に何種類のカードが含まれているかという期待値は、7は上の計算結果の \(E_4\) 以上 \(E_5\) 以下ですので、 4種類は含まれているということになります。つまり、12枚購入した場合の内訳は、

5枚…5種類コンプ1セット
4枚…4種類1セット
3枚…不明

となり、あと特定の1枚を出せば5種類コンプの2セット目が作れるわけです。特定の1枚を出すまでの期待値=5枚のうち、既に3枚は購入済みですから、あと2枚追加すれば5種類コンプの2セット目が作れることになります。つまり、14枚買うと5種類コンプ×2セットが揃う訳で、こっちの方が割が良いかも知れませんね。

 

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