「帰ってきたあぶない刑事」@109シネマズ湘南

「帰ってきたあぶない刑事」を観てきました。もはや「寅さん」くらい安定感があるシリーズになりつつあります。刑事物でドンパチやるのになぜか安心して観ていられます。

全編にわたって山下埠頭〜東神奈川の間あたりで話が展開しますが、前作(2016年)同様、ラストのアクションシーンは四日市で撮影された可能性が濃厚です。さすがに横浜ではもうあの撮影はできないようで。ただ冒頭のKアリーナ裏のヘリポート・駐車場のあたりでの車両爆破シーンはみなとみらいの夜景がバックだったので本物なんでしょうか。でも実際あんな爆破させたら事情を知らない人に通報されそう。CGかな。

タカとユージがニュージーランドを追い出され横浜に帰ってきて開く私立探偵事務所「T&Y Detective Agency」は、横浜スタジアム前の旧関東財務局横浜財務事務所。いまはDeNAベイスターズが所有し、撮影用の貸出も行っているようです。

ニュージーランドを追い出されるくだりはあくまでセリフによる説明だけで、実際にそのようなシーンはないのは残念。一方でハンマーヘッドの先の埠頭(一般立入禁止)が頻繁に登場し、構図の広々感(海やベイブリッジをバックにした2人)に大きく貢献しています。

桜木町駅前のコレットマーレ(=ブルク13が入っているビル)が爆弾テロの標的になるのですが、ブルク13で観ていたら臨場感ハンパなかったかも知れません(笑。お尻がムズムズしそう。

ストーリーは「あぶ刑事」としては王道で、マドンナの登場、過去登場キャラのその後と伏線回収、銃撃戦と最後はタカのタイマン決戦、いつもの大型バイク手放し運転ライフルでキメ。エンドロールはおなじみの映像で、曲は定番の「翼を拡げて」の「2024 re-recorded」バージョン。新録音でやたら高音質、映画全体の出来の良さと、この曲の音質が良すぎて涙腺崩壊してしまいました。(何それ

SNSなどでは公開された場面写真だけで若手刑事の銃の持ち方がおかしいなどという指摘がありましたが、本編を見るとそのおかしな構え方には背景があり、指摘は的外れであることが分かります。

昔の「あぶ刑事」ファンの期待に応える映画だと思います。これを今のスタッフで作ったというのが凄いですね。

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