今日はRG RX-78-2 GUNDAM Ver.2.0の発売日でしたね。買うつもりはあまりなかったのですが、発売当日を迎えてしまうとなんかソワソワしてしまって(;´Д`) 最寄りの家電量販店に開店前に並んでみたところ、買えました。開店前に並んだ人は全員買えたっぽいです。
これは「旬」のものなので、速攻組み立て開始。しかし組立説明書を見るとメカを先に組み立てたい場合はWebで公開している「フレームを先に組み立てる説明書」を参照せよと。えっそうなの?と思って在宅机兼プラモ机の液晶にWeb取説を出しました。
結果、これ作業環境としてむちゃくちゃいいですねwww Amazon Prime Videoで消化したいアニメとかを流すこともあるんですが、説明書を出すと作業が捗ります。これは今後のマイ・スタンダードになりそうな予感…。
今日の進捗、4時間でここまで。コアファイターがないと上半身がどうしようもないかと思いましたが、意外にも背骨があり、コアファイターなしでもギリ成立します。
3mmあるかないかの「目」が色分け別パーツって凄いですよね…。
さてキット全体の印象ですが、私自身は初代のRGガンダムを組んだことがないのですが、息子に組ませたので大体の様子はわかります。「アドバンスドMSジョイント」という、一体成形ながら可動するというバンダイの変態技術が炸裂した初代RGガンダムですが、組立手順を誤るとアドバンストMSジョイントの関節を破壊したり、完成したらしたで保持力ゼロのクタクタボディになってしまうなど、技術はすごいのですが商品としては若干技術に溺れてしまった感がありました。
今回のRG 2.0ではアドバンスドMSジョイントは一切使われておらず、骨格は完全ディスクリートです。それゆえ骨格だけ組むのにも4時間もかかってしまうのですが、それゆえクタクタ感やポロリはありません。ただ、今回もちょっと技術に溺れてるな…と思うところがあって、それは「ターニングジョイント」という、回転部分を「はめ込んで回すことで固定」する機構なのですが、それ別にターニングジョイントでなくても普通のはめ込みで十分じゃない?と思いました。
あと取説のミス…とまでは言いませんが、不親切だったのは腰部前側アーマーの取り付け部。ボールジョイントを使うのですが、奥まで差し込んでしまうと左右を組み付けることができません。いい感じのところで差し込みを止める必要があるのですが、説明書を読んだだけでは読み解けません。もっとも、差し込みすぎたら戻せば良いのですが、その戻す工程を経ると今度はボールジョイントが緩くなってしまい、初期の保持力がなくなってしまうのです。
部品が工程ごとに同じランナーにできるだけ集められているなど親切な部分もあるのですが、ユーザーに最高の組み立て体験をさせるにはまだまだ進化の余地はあるなと感じました。上記の例以外にも…
・取り付け方向が指定されているのだが、方向を示す切り欠きが小さすぎてどうやっても見えない。
・部品のはめ込みで指が痛い。ところどころ妙に堅いところがある。
・アンダーゲートで気を遣っているところのすぐそばに、盛大なランナー痕が出るところがある(グーの手など)
など、改善して欲しいポイントが結構あります。
このキットは特に新機軸があるといわけではなく、最新の解釈と従来の技術の集大成で丁寧にRX-78を再構築したのが売りだと思っているので、ここまでの段階で点数で言うなら、80点くらい?と感じました。
ちなみにフレームを先に組み立てる説明書がWeb公開版しかないのは、おそらくですが、フレームを先に組み立てさせると途中で挫折してしまう人が多いからではないかなぁと思いました。完成した姿が随時見えて来ないと、普通の人は制作のモチベーションが保てなさそうですよね。
定価は3,850円です。
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