私の在宅スペースはリフォーム前はキッチン。よってキッチンにありそうな棚が頭の上についていて、その底面に照明があったりします。しかしその電気配線はキッチンをリビングにリフォームする際に切ってしまったので、点灯できません。ちょっと惜しいことをしてしまったなぁと今更ながら後悔。
そんなわけで在宅机は電気スタンド的な個別の照明がなく、夕方になると部屋の明かりをつけても手元が見にくくてしんどくなってきたので、電気スタンドを買いました。
最初はパナソニックのを買おうと思っていたのですが、どうも調べるほどパナソニックの電気スタンドがイマイチで、ならばと同価格で評判の良さそうな(というか定番の)山田照明のZライト(Z-208LED)を買いました。
最初、このように机上の左サイドに取り付けたのですが、どうにもこうにも可動域の取り回しが悪く…
液晶モニタアームの根元の隣に取り付けました。BOSEのスピーカーのコントローラが少し前に出てしまいますがしょうがない。
まぁこれでパーフェクトかと言われるとそんなことはなくて、任意の位置に照明を持ってくるにはこの取り付け方がベストなのには違いないのですが、
一番下の関節(上の写真)が後ろへの可動域が狭くて、もうちょっと倒れてくれたらもっと使いやすいのになぁと思いました。狭い机で使うことをもう少し考慮してもらえませんかね?
発光体は蛍光灯のように丸いですが、実体はLEDです。光ってもツブツブは見えません。
電源スイッチは発行部の右端についており、双方向回転式で1~7とOFFがあります。OFFから1(最小発光)にも7(最大発光)にも回せるのがグッド。
一番発光部に近いところの関節。3軸になっています。
発光具合。上位の高演色モデル(Z-208PRO)ではなく標準モデル(Z-208)なので発色とかどうなんだろうと思いましたが、全く違和感を感じません。作業スペースに対して発光部が左右に大きいので、左右方向に目立った影が作られず、とても見やすいです。
なぜガンプラかというと、仕事をしていない時はここでガンプラを作るからです。仕事よりもガンプラのパーツの見えなさが切実だったりします(←)
手元を明るくすることで肉眼の瞳孔が窄まり、カメラのレンズでいう「絞った」状態になるのでハッキリ見えるようになります。
ただ、使っているうちに、中央と下端の関節の留まりが悪いのが気になり出しました。単純な方法としてはキツく締めればいいのですが、ここは樹脂と金属で構成されているので、力任せに締めると破壊してしまうはずです。
できるだけ可逆(元に戻せる)な方法で対策できないかなぁとバラして様子を確認したところ、この金属の円盤にほんのり加工油が残っているのが気になりました。これをアルコールで拭き上げて、本体側(円盤状の薄いシートが入っています)も同じくアルコールで拭き上げたところ、保持力がアップしました。
下端の関節も同じように拭き上げて対策します。
あと残念なのは、アームのユーザーに向かう面に謎のミラー加工がしてあって、ここに発光体が反射して眩しいということですかね。発光体が直接目に入らないようにセード(ひさし)が付いているのに、台無しです。
Zライトって私が小学生の頃からあるブランドのはずなのに、長年作ってる割には全然「完成型」って感じがしないですね。あちこちツッコミどころがあって、何年作ってるんだよ…と言いたくなります。それでも市販されている電気スタンドの中では比較的きちんと作ってある方です。とはいえ古参の山田照明がこの程度しか作れないようでは、本気を出した他社の参入の余地はありそうですね。
という辛辣な書き方になってしまうのは、山田照明Webの納入事例に載っている、とある新築オフィスの200kgあるLED照明が大きめの地震で落下したからなんですよね。たまたま落ちたのが夜間だったから良かったものの、昼だったら死人出てたはず。あれを見て以来、山田照明の技術力を信用していません。(山田照明に施工責任はないのかもしれませんが、イメージはかなり悪いです。)
まとめます。
【ダメなところ】
・下端の関節の可動範囲の狭さ(後ろ側)
・謎のアームのミラー加工(眩しい)
・下端及び中央の関節のカッチリ感の欠如
・2023年に価格改定で5,000円アップし若干コスパが低下
【良いところ】
・発光体が大きい
・発色が良い
・OFFから最小発光にも最大発光にも1アクションで行ける
・ACアダプターレス
・掃除しやすそうなスッキリした外観(ケーブル内蔵アーム)
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