4年前の2021年に、息子のスマホが国際SMSを大量発信していてドコモの料金を高額請求されるという事件が発生したのですが、近年の対話型AIに通信ログと使用状況の情報を入れてみたところ、原因が判明しました。
結論を先に書きます。
スクリーンタイムの制限回避のために時刻を手動設定している iPhone は、電話料金の高額請求をされる可能性がある。
ということです。
以下理由を書きます。
・スクリーンタイムの制限回避の常套手段として、iPhone の時刻設定を手動設定にすることは子供達の間で広く知られている。
・iPhone の時刻設定が実際の時刻と著しく離れている状況下において、Apple の iMessageまたは FaceTimeの認証サーバーとの通信(アクティベーションなど)が発生すると失敗し、その再試行として自動的に国際SMSがイギリス(およびセルビアなど)の Apple認証サーバーへ、一定時間毎に大量に送信される。(上の画像の通信先は、Apple の認証サーバーと一致。)
なおドコモでは、2024年8月26日以降の新規契約者を対象に、国際SMSの送信通数の上限を設定する措置が導入されています。ただし制限は直近28日間の累計送信通数あたり計900通までという緩いもので、900通もあったら45,000円も請求されてしまいますので、ないよりはマシなレベルであまり役には立ちません。
親御さんで、子供がなぜかスクリーンタイムを回避してるんだよな~と不思議に思っている方も多いと思いますが、不思議に思っている程度では済まない場合がありますのでご注意ください。
なおこの問題の解析にあたって Gemini / ChatGPT / Grok の3つに尋ねてみましたが、3つとも結論が同じでした。





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