先日書いた「積水ハウス25年目点検の結果」について、「で、どうするの?」という話の需要があるようなので書きます。
まずこれが頂いた報告書と見積。別の会社から別に届きます。
点検報告書のコアの部分。内容は薄く、このあとの見積もりに続く地ならしの役割かと思われます。
で、こちらが積水ハウスグループが本当に顧客に訴えたかった見積もり本体。記載は消費税抜である点に注意です。項目別に書き出しますと、
1. 足場など 1,017,668円(税込)
2. 屋根重ね葺き 2,758,380円(税込)
3. 外壁目地 683,793円(税込)
4. 外壁塗装 2,103,600円(税込)
5. 管理費、BSアンテナ付け外しなど 819,146円(税込)
となります。外壁関係(上記の3,4)は見栄えだけなのでカットすれば、トータルで4,595,194円です。さらに積水ハウスのような管理費を取るところに頼まなければ、あと80万円は安くなるはずなのと、積水ハウスに頼まずに直接施工業者に頼むことで積水ハウス系のマージンを10%くらい削れると思いますので、屋根葺き替えと目地工事だけでトータルで350万円くらいにはなるのではないかと思います。(ただ、積水ハウスがワンストップで責任を負ってくれるので、積水ハウスに頼むメリットもあるにはあります。)
この金額の妥当性ですが、まぁよく聞くのは外壁塗装と屋根塗装(葺き替えではなく塗装)で300万円、とかですが、その水準と照らし合わせてもそんなものかという印象。あとは私の実家で父が生前、屋根の葺き替えをしたのも屋根だけで300万円と聞いているので、それと照らし合わせてもそんなものかといった印象です。屋根塗装は比較的新しい屋根の劣化を抑制することしかできず、すでに劣化した屋根の雨漏り対策としては無力なので、葺き替えはマストですからね。
では350万円出せるのか、という話になりますが、どうですかね。この辺りは「何歳まで生きる気なのか」「何歳まで元気なのか」「何歳まで働く気なのか」「子供はここに住むのか」「住宅ローンの残高はいくらあるのか」「本当に雨漏りするのか」というパラメーターが絡んでくるので難しいところですが、一つ言えるのは、今すぐ焦って何かすることはないと思います。
そもそも住宅ローンは普通に繰上げ返済しないで放置しておけば私の場合はほぼ想定寿命までありますので、ヘタすると死んで団信でチャラ、みたいなこともあり得ると思っています。
住宅ローンに重ねてこの350万円をリフォームローンで組むとしたら、毎月+7万円×5年とかいう規模になりそうですから、ちょっと年金生活では非現実的ですね。






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