EF70-300mm F4.5-5.6 IS USMの現物を見たら

出張案件があったので帰りにヨドバシでEF70-300mm F4.5-5.6 IS USM(購入検討対象の安い方)の方の現物をチェック。検討していたのに今まで現物見たこと無かったのかというツッコミはさておき。

持ち上げて「軽っ!」と感じた。それは表面に鋳物っぽい模様が入っているにもかかわらず、強化プラスチックかなにかでできたボディだからだと思う。この鋳物っぽい模様はレンズ鏡胴としては高級感があるが、一方、ズームやAFで伸びる部分はツヤツヤのプラスチックで、このコントラストが何ともはや。また、ISやAFのスイッチもすべて鋳物風の模様が入っており、これが逆に興ざめ。

ズーム動作はもちろん、AF動作でも鏡胴の全長は変化し、AFが近距離で合焦した状態では最短にならず、収納に困る場合がある。

現在使っているEF100-300mm F4.5-5.6 USMから乗り換えた場合のメリットは、UDレンズと最新設計による高画質化と、IS=手ぶれ補正 のみとなる。これで70k円は少しコストパフォーマンスが悪いように感じた。デジカメwatchのレポートで「実売価格の割に作りがちょっとチープ」という記事があり意味が解らなかったが、現物を見て納得した。

フルタイムAFが使えるキャンお得意の「リングUSM」を採用していない点や、リコールがかかった点や、質感など、色々勘ぐるとこのレンズ、若手設計者の習作のような気がしてならない。

しかし「レンズは質感よりいかに軽くて機能性が高いか」という価値観で判断するなら、これ以外はないだろうとも思う。

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