添付アプリの観点からソニーとパナのAVCHDカムを判定

引き続きAVCHDに関して調べごと。今回は添付ソフト中心。

Picture Motion Browserについて:
(Sony UX1付属ソフト)

AVCHD記録されたディスクはUDF2.5フォーマットで記録されているので、そのままではWindowsからは読み込むことができない。

このソフトはWindows2000/XP(/Vista)用だが、UDF2.5フォーマットのDVDを読み込むためのUDFドライバ(Sonic社製)も一緒にインストールされる。このソフトが入っているとそのDVDドライブに対して書き込みができなくなるので、UDF2.5フォーマットのディスクを読み込むとき以外はドライブのプロパティ画面から「ドライブのUDF Readerを有効にする」チェックボックスを外す。再起動が要求されない点は良い。

他にも「メディア監視ツール」というソフトウエアがインストールされるのだが、直感的にウザそうなので、初心者以外は切った方が良さそうだ。

なお、対応するSonyのHandycamが接続されていないとインストールができない。

Panasonic SD1の.mtsファイルも、Sony UX1/UX7の.m2tsファイルもPicture Motion Browserから認識可能。Picture Motion Browserから「F5」キーを押すと指定フォルダ(閲覧フォルダ)以下の動画を再検索して登録してくれる。

但し、Panasonic SD1の.mtsファイルは、Picture Motion BrowserからAVCHDディスクとしてDVDに書き出すことはできない。ファイルの拡張子を.m2tsに一本化してもできない。普通のDVDビデオとしてだったら書き出し可能である。

Picture Motion Browserからメモリーカードの類に動画を書き出すことはできないが、普通にエクスプローラを使って書き出せばPS3からは認識可能と思われる。

HD Writerについて:
(Panasonic SD1付属ソフト)

WindowsXPの場合、SP2必須。DirectX9.0cも必須。

SD1で撮影した映像はもちろん、Sony UX1で撮影した映像も取り込み可能。両者を混在させて1枚のAVCHD記録DVDディスクを作成可能。

分割、削除以外の編集結果を保存できない。編集からディスク書きまで一気にやる必要あり。ソニーのソフトにはない「結合」機能があるが、管理ファイル操作で実現しているようで、.m2tsファイルの実体を結合する機能はない。

取り込んだ映像ファイルは管理ファイルもちゃんと見ているようで、.m2tsファイルを勝手に増やしても認識されない。

独特の思想を飲み込むのに慣れが必要。DVD-RAM編集ソフトDVD-MovieAlbumの使い勝手に慣れていれば慣れが早いと思う。

…うーむ、付属ソフトの観点から言うと、ソニーのDVD方式のAVCHDは読み込ませ前のファイナライズ、読み込ませたディスクに再度記録するためのアンファイナライズ、そしてDVD-RAMドライブと共存している場合はUDFドライバの切り替えと、結構煩雑。やっぱ何も考えないで扱えるSDカード式AVCHDに分があるように思う。

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