まず液晶からだべな。もうね、普通に何の苦もなく、映り込む。ケータイの素の画面が20~24inchになった感じ。
その代わり色の抜けは良くなった。これだけの代償を払っているのだから、色くらいよくなって貰わなければ困る。
20inchより24inchの方が僅かに暗く、色が濃厚。24inchの方がリッチな画質。斜めから見た場合、20inchは黄ばんでしまうが、24inchは視野角178°で何ら問題ない。斜めからでも丸見えだ。
映り込みの像は、iBookや他のWindows note PCのように、像が波打ったりしない。ガラスなので、直線は直線に映り込む。
安物のWindows Desktop PCのように「普通の液晶の上にガラスを貼ってツルピカに見せる」液晶ではなく、本当の「反射防止フィルタを撤去することで色の純度を上げる」ツルピカ液晶なので、保護ガラスと液晶表面のガラスの双方で映り込みが発生し、像は2重になる。
ただ、あの保護ガラスの脱落防止機構がどうなっているのか、やや不安ではある。各所のバラシレポートではあのガラスを吸盤を使って外していたりするので、何らかの粘着剤か、応力ではめているはず。閉め切った高温の室内に放置してガラスが脱落しないかどうか。
私の記事を見て少なくともGenponさんとTAKEさんは買うのを躊躇したようだ。アップルさん、見てますよね? 頼みますよ。
アルミボディのエッジは、僅かにバリが残っていた。購入したら、木材に巻いた千番くらいのサンドペーパーで軽くバリをさらってあげると良いかも知れない。
ボディ裏面の黒い部分。つや消し黒で、脂ギッシュな指で触っても指紋が付かない。これはいい。
スピーカーは2wayに変更されたこともあり、音質は旧型iMacより向上している。もちろんサイズに余裕のある24inchの方が低音のエッジ、高音の伸びとも上だが、24inchと比べなければ20inchの音でも不満はないだろう。もちろん、反射させて出している音特有の、回りくどい感じは従来モデル同様だ。
もし外付けのスピーカーを付けるとすれば、ペアで5,000円クラスのアンプ内蔵スピーカーでは音質向上は見込めないだろう。それくらいそこそこマトモな音が出ると言うことだ。音を明確にアップグレードしようとしたら、ペアで10,000円前後以上から狙うことになるだろう。
キーボードは見た目以上に重量がある。ファンクションキーは単独で押下すると明るさ調整や音量調整として働き、fnキーと一緒に押すことでファンクションキーとして働く。コントロールパネルを眺めてみたが、fnキー周りのカスタマイズはできそうになかった。
キーストロークは浅く、iBookより反力がある。キーボード筐体の剛性感は高く、キーの底突き感は強い。ThinkPadのキーボードより剛性感は高いと感じた。それゆえ、力を抜いてタイプしなければ指がやられる。
キーは列ごとの段差がなく、ノートPCのキーの打ち心地に近い。
こんなところである。
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