Windows XP Home Editionは、2CPUには対応しない。しかしそれは２つのソケットのCPUに対しての話であり、Core 2 Duoのように１ソケット内に２つのコアがあるCPUには2CPUとして対応できる。
だからintel Core 2 Duo搭載のMacでBoot Campする場合、XP Homeでもちゃんと2CPUとして使えるのだが、ところがVMWare FusionではCore 2 Duoの２つのコアを２つのソケットのCPUとしてエミュレートするようで、VMware Fusion上のXP Homeでは1CPUとしてしか認識しない。
これは結構パフォーマンスに効くようで、同じCore 2 Duo 2.16GHzのマシンでVMWare Fusion 2.0上でXP Homeを動かすとハイビジョン動画（Panasonic HD WriterによるAVCHD動画）の再生の際にはタスクマネージャのCPU欄が100%に振り切れ、僅かにコマ落ちする。
XP Home
しかし同じマシンでXP Proを入れると、タスクマネージャのCPU欄は50%前後で推移し、まったくコマ落ちせずに再生が可能だ。
XP Pro
HDBenchでも測定してみたが、以下のような具合である。
XP Home
XP Pro
結構差が出ているが、XP HomeでもOfficeやIEを動かすには何ら不自由を感じない速度である。一方でパフォーマンスを目一杯に引き出したい場合は、XP Proを買った方がいいという結論である。
なお、Vistaの場合は、2CPUに対応しているのはBusinessとUltimateである。
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