新Macbook Pro 17インチのバッテリーについて

バッテリーを固定式にすれば、分離構造に必要な隔壁や端子も省け、そのぶん大きなバッテリーも積める。どうせユーザーのほとんどは何万円もする高価なバッテリーは滅多に買わないし、バッテリーを買い換えるようなヘビーユーザーは実際はコンピュータごと買い換えてしまう。交換ができなければ安易に粗悪な互換バッテリーを使われることもなく、事故も防げる。

――それは解っていても、オトナの事情で実施できないのが普通のメーカーだろう。アップルはいつだってそんなことお構いなし。だから気になっちゃうんだよね。

「アダプティブ・チャージング」と呼ばれる充電時の制御方法の見直しにより、内蔵されたバッテリーは1,000回の充放電でも、80%の能力を維持するという。これが額面通りであれば、普通のユーザーがバッテリーに不満を覚えるのは4~5年後だろうか。それくらいの期間に1回、メーカー送りでバッテリーの交換に3日かかったとしても、それくらいいいでしょ、と考えるのはお国柄かも知れない。

なお、同様のバッテリー充放電サイクルの長寿命化技術は他のメーカーも手がけており、いずれ標準の技術になることが予想される。

にしても、フットプリントの40%弱を占めるバッテリー。「たとえ1ミリでも無駄にできません」とか言っている割には内部レイアウトを見るとHDDを90°回せばもう少し大きなバッテリーが積めそうな気がしないでもないが、そこまで追求しないのもお国柄だろうか。

ツルピカではない液晶を選べるのもいいし、価格も為替相場を反映したものに見える。いいんじゃないだろうか。

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