パナソニックから微妙なタイミングで新しいビデオカメラがリリースされている。
パナソニック、64/32GBメモリ内蔵のAVCHDカメラ2機種
-手ブレ/暗所撮影能力強化。最軽量の1MOSタイプも
うーむ、この時期ってのは何なんだろう。単に開発リソースの問題だったのだろうか。ビデオカメラと言えば春(入学式)商戦か秋(運動会)商戦かと思うが、こういったハイエンド(TM350)/ローエンド(TM30)モデルは季節性によらない商売が出来るという判断なんだろうか。
さて、上位モデルTM350が64GBの内蔵メモリを積んできたことで、いよいよビデオカメラにHDDというのも引導を渡される時期が来たように思う。個人的にはビデオカメラこそメモリ化に賛成だ。
HDC-TM350
いくらiPodなどでモバイル機器へのHDD搭載に実績があるとはいえ、パソコン上のiTunesの複製であるiPodと、想い出をその場でストレージするビデオカメラを一緒に考えてはいけないと思う。iPodが壊れた場合と、ビデオカメラが壊れた場合のダメージの大きさを考慮すれば、メモリで十分な容量が得られる今の技術水準であれば、ビデオカメラにはHDDを積むべきではない。
ワイド側画角での手ぶれ補正の効きが大幅拡大された「アクティブモード」だが、特に新しい技術が開発されたわけではないという。ソニーXR520Vの「アクティブモード」対抗だとは思うが、普通に研究データを積み上げて実装した結果だろう。
TM350のアクセサリーシューの機構は発売中の下位モデル(…になってしまった)TM300と同様、かなり風変わりである。開発の熱意は分かるが、利用する側に立ってみれば、もう少しシンプルな構造であるべきだと思う。アクセサリーシューというのは使う人と使わない人で価値観がハッキリ分かれるので実装に苦慮するのは解るが、ここは内蔵5.1chマイクの位置をシューに明け渡すべきだろう。
最終的な画質次第だが、機能的にはパパカメラマンにとってかなり魅力的だ。屋外で強いファインダー(EVF)が付いて、メモリ式。外部マイク端子にヘッドホン端子もある。お手軽撮影から音にも気を遣うちょっと気合いの入った撮影まで期待に応えてくれそうだ。
一方、小型化が最大の訴求点であるTM30だが、高さ方向は液晶のサイズで決まってしまうので、思いっきり幅を薄くして小ささをアピールしている。塗装を奢った感じも他社の下位モデルより一歩ぬきんでているように見える。
HDC-TM30
TM30のバッテリーの装着の向きはこれまた画期的で(笑)薄型化に貢献し、かつ、液晶は閉められないが大型バッテリーはその気になれば付けられるというもの。これはこれでアリだろう。パナソニックは毎回バッテリーの向きをコロコロ変えるのが好きなようで(笑)善意で捉えればそれだけ毎回知恵を絞っていると言うことだろう。
コメント
北海道の運動会向けじゃないですか(笑)
どうもこのHDMI端子とかが横に出るのが好きになれないですねえ。
>>あわわさん
絶対違うと思います(笑
>>Transalper
えーどっち向きならいいですか?