EF 100mm F2.8L macro IS USMは只者ではなかった

EOS 7Dスペシャルプレビューで併せて開催されたEF 100mm F2.8Lハンズオン。EOS 7Dよりこっちが気になって仕方ない方もいらっしゃるだろう。ショウルームの中に密閉空間が作られ、自然の花(と人工の木)が生けられている。そこに貸出機のEOS 7D + EF100mm F2.8Lマクロを持って、1人5分間、自由に撮影することができる。密閉空間になっているのは、本物の蝶を放しているためだ。

EF100mmF28L

大きさ、重さは現行のEF 100mm F2.8 macroと大差なく、傾きブレおよび平行移動ブレを補正するハイブリッドISを搭載し、Lレンズ化し、価格は1.5倍(7万円→10万円)。キヤノンがボッタクリだったら3倍のプライスを付けられてもおかしくないところだが、1.5倍ならかなり納得できる内容だろう。

撮影した写真のうち1枚は、新型のMP990で印刷してお土産に貰える。

さぁ、それではご覧ください。
EF 100mm F2.8 macro IS USMの実力とやらを!

ef100mm28L_pixus_mp990

どうですかこれ!

MP990の2Lサイズプリントをさらに私のMP770でスキャンしたものですが、テキトーにスナップした1枚でもこの迫力! カミソリのようなシャープ感と、どこまでも自然な背景のボケ! ボケなんてデジタル処理で作ればいいんだよ、なんて風潮が生まれつつある昨今ですが、このレベルに達するまで単焦点レンズはあと10年は戦えると言えるでしょう。

はー。溜息しか出ませんな。

買う。これ、絶対買うわ。順番はあるけど。
今の時点で(炊飯器を除いて)優先順位1位に躍り出ましたオレの中で。

キヤノンはいったい私からどれだけ搾り取れば気が済むのでしょう。

価格は10万円を僅かに切る話もちらほら聞くけど、価格下落率は初年度は5,000円程度ではないかと予測する。きっと5Dや50Dや7Dをレンズキットで買った、花や小動物ばかり撮るアッパー団塊の世代が、次に買う一本として最有力となるため、当面品薄となるだろう。

サイ「レンズって買っても年に1本くらいじゃないですか」
クマ「そうですね…私は今年は5D2ボディを買ったので…」
サイ「今年でしたっけ?」
クマ「ええ、今年です。1月末に酔った勢いでポチッと」
サイ「1月末は昨年度じゃないですか」

現実湾曲フィールドはここにも健在だった。

コメント

  1. KAKU より:

    うわっこんなの見せられちゃうとたまんないっすね。やっぱりキヤノンなのか… (^^;;

    しかし准教授は恐ろしい…w

  2. 本谷 より:

    ああ、残念。私も今年レンズ買っちゃったからなぁ…。と思ったら買ったのは2月、昨年度でした\(^O^)/

  3. Kumadigital より:

    >>KAKUさん

    いや、マクロレンズにはハズレはないっすよ。
    他社さんでもいいレンズはいっぱいあります。

    准教授、恐ろしいっすよねぇ…(笑

    >>本谷さん

    ( ´∀`)人(´∀` )ナカーマじゃないですか。
    ん?昨年度はレンズのみならずボディも逝ったハズ…(笑

  4. 本谷 より:

    >ん?昨年度はレンズのみならずボディも逝ったハズ…(笑

    レンズとボディは別腹です(笑)

  5. Zap2 より:

    すごいです!
    きりっとした切り出し力と、ぼけ味!

    >>レンズとボディは別腹です(笑)

    別会計ですかぁ?(笑

  6. KAKU より:

    > いや、マクロレンズにはハズレはないっすよ。

    あっそういうもんなんですか。
    じゃぁとりあえず噂のリコーの Kマウントを待ってみよう… (^^;;

    ちっちゃいと良いなぁw

  7. hanchan-jp より:

    衝撃の作例にぶちのめされました。なんだろうこの感じ。ミノルタ(ソニー)でSTFレンズとかいうボケ味を追求したレンズがあった気がしたけどそれみたいな作例になっているような。困ったなぁ。。。(すごいレンズが大挙して出過ぎの今年のキャノンに困り、かつ全然買えてない自分にさらに困る)

  8. Kumadigital より:

    >>本谷さん&Zap2さん

    別腹とか別会計ならいいですが(よくないよくない)
    気絶すると現れる別人格だったらどうしようかと(笑

    >>KAKUさん

    あっでもボケの量はセンササイズに比例しますので、そこはレンズのせいではないです。

    >>hanchan-jp

    1つ思い出してしまいました。
    これは7D、すなわちAPS-C機での作例であることを!!
    5D2だったらどんなになってたんだろう…

  9. Kiyo より:

    是非、100mmマクロ逝きましょう。

    みなさん、スペックには言及されないので、最短撮影距離が1cm縮まって30cmです。
    玉ボケに影響する絞りばね枚数が8枚→9枚になっています。

    9枚ばねだから、記述ないけれど、円形絞りですよね???

    重さは、45gアップの625g、フィルター径は58mm→67mmとかなり大口径化していますが、もう一段、72mmでも良いかも?

    最大撮影倍率は1倍と変わらず、いいマクロレンズですね。

    キレイに撮れることは、kumadigitalさんの見事な蝶の作例でも判りますから、点光源の玉ボケの美しさが知りたいところです。

  10. taka_z より:

    昨年度って!

    目からウロコが落ちる思いでした。
    これは使える名文句ですね。

  11. Kumadigital より:

    >>kiyoさん

    そうそう、絞り1枚多くなったんですよね~
    いい案配にコストがかかっていて、魅力的です。

    >>taka_zさん

    まったく准教授の電波には痺れます。

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